日本の歯医者と韓国の歯医者に通って思うこと

こんにちは、コリアンライフ(@koreanlife007)です。
先日、十数年振りに日本の歯医者に行って来ました。
日本の歯医者はやっぱり接客も説明も丁寧で安心できますね。
では最近の韓国の歯医者はどうなのでしょうか?
十年以上、韓国の歯医者でお世話になってきた者が(歯が弱い)韓国の歯医者と歯について、思いつくまま書いてみました。
韓国の歯医者は高く、技術も劣っているか?
私の知人(日本人)で日本に帰る度、子供を連れ日本の歯医者に行く人がいます。
韓国の歯医者は行きません。
その知人曰く、韓国の歯医者は高く、技術も劣っているんだそうです。
本当にそうなんでしょうか?
韓国の歯医者に長くお世話になっている私から言わせていただきましょう。
それはいつの時代の話ですか⁉
確かに私が韓国に来た当初、十数年前は技術が劣っていました。
でも現在、韓国の歯科技術は日本とほとんど変わりません。
そして、歯医者は高いという意見。
これは歯医者の保険適用範囲が日本と違うだけです。
歯をちょっと削ったり、軽い治療は保険が適用されますが、神経治療から詰め物になると急に高くなります。
この仕組みを知っていないと高いと思いがちです。
慣れない外国で最初歯医者に行くのは『がまんできないくらい歯が痛い』から行くのです。
でもこの『我慢できないくらい歯が痛い』という段階はもう韓国では保険適用範囲を超えているというわけです。
初めて行く歯医者でいきなり高額な金額を請求され驚くというのが日本人のよくあるパターンです。
韓国では虫歯かなと思ったらすぐ歯医者に行け
なので韓国では初期治療がとても重要になってきます。
年に1回、スケーリングが保険適用になるので、必ず受けに行くこと。
定期的に歯医者に通うこと。
毎日の歯みがきとケアが欠かせません。
それでも虫歯かなと思ったら、ぐずぐずせず病院にすぐ行け!です。
悪化すればするほど、保険適用範囲を超え高くなるからです。
歯医者は何軒かまわってから決める
私は産後、歯が弱り、育児の忙しさにかまけしばらく放置していたため、歯が相当悪くなってしまいました。
過去に治療した歯も悪化し、やっとこさ行った歯医者で「抜かないといけない」と言われました。
まだ30代のことです。
歯医者の診断が信じられなかった私は、他の歯医者を2、3軒まわりました。
そしてこれは本当に抜くべき歯か確認し、1軒だけ「この歯はまだ生かせる」という診断をもらいました。
その歯医者が韓国で今も通っている歯医者です。かれこれ10年以上通っているとても良心的な歯医者です。
(歯を抜いてインプラントにすればお金になるので、韓国ではあっさり抜いてインプラントを勧める傾向にある。)
歯医者は値段も様々なので、診断を受け、予算を聞き、しっくりこなかったら他の歯医者を何軒かまわり比較することをお勧めします。
インプラントは韓国がいい
その「抜かないといけない」と言われた歯は、その後10年ほど生きましたが、結局数年前に力尽き、インプラントにしました。
(でも10年前のインプラント技術と今の技術じゃ全然違ったと思うんです。)
実際、インプラントをしてみて感じたのは、
「インプラントは韓国が安く最高!」
ということです。
私は1本120万ウォンでした。(ランクがいろいろ選べた)
広告でセール価格で70万ウォンなんて所も見たことがあります。
日本は1本30万円くらいするらしいので、それに比べたら安いですよね。
しかも先ほど言ったように、きちんと病院を選んだ上でインプラントすれば技術もいいです。
インプラントするにあたっても、歯医者を数軒まわってから比較検討することをお勧めします。
日本は歯みがき用品が充実している
私が日本に来て思うのは、日本は歯ブラシや歯間ブラシ、歯磨き粉など歯みがき用品がとても充実しているということです。
例えば歯ブラシ一つ見ても、すごい種類の歯ブラシがズラーっと陳列されていて迷ってしまうほどです。
でも韓国はそれほど種類はありません。
これは私が韓国に来た頃とあまり変わっておらず、未だに大きな歯ブラシで、ブラシも硬めとかふつうとかそんなのありません。
歯磨き粉も昔のまんま。
でも日本人は歯が悪い人が多く、韓国は歯が丈夫な人が多いというのが私の印象です。
それはどうしてでしょうか。
お菓子にあふれている日本
原因は日本の食文化にあると思うのです。
日本って菓子折りとか、手土産にお菓子、近所からお菓子もらったり、お返しにお菓子返したり、コンビニには美味しいお菓子が気軽に買えたり、お菓子があふれているのです。
私もお菓子が好きで、韓国で会社員時代、よくお菓子を持って行き、休憩時間に食べていました。
たまに同僚にすすめても、
“저는 군것질을 안해요.” (私は間食食べないのよ)
という韓国人が多かったです。
ご飯はもりもり食べるけど、間食は食べないという人。
10~20代はお菓子を食べる人も多いですが、日本に比べ間食を食べない人が多いというのが私の印象です。
そういえば、私が韓国に来た頃は『お菓子=子供が食べるもの』という認識でした。
『間食は果物やお餅』といった認識です。
そのため、歯が丈夫な人が多いと思うのです。
お菓子を食べなければ虫歯をかなり防げると思うんですが、ストレスが溜まると食べないとやってられないんですよね。
今回は韓国の歯医者や歯について書いてみました。
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