韓国の精神科・心療内科に通ってみた感想と日本との違い。

韓国の精神科・心療内科に通ってみた感想と日本との違い。

うちの子は韓国で精神科に通っていました。

通い始めて1年くらい経ちます。

なんかおかしいと気付いてから、子に合う病院に出会うまで。

病院を転々とし、その経験も含めこれから韓国で精神科や心療内科に通われる方の参考になればと記しておきます。

 

韓国で精神科や心療内科の正式名称は「정신건강의학과(精神健康医学科)」と言います。

長いので短くして「정신과(精神科)」と呼びます。

 

 

韓国の精神科・心療内科、ネットの口コミは参考程度に

私たち日本人にとって、外国の、しかも精神科や心療内科なんて最初どこがいいかわかりません。

周りにもあまり相談できなかったりします。

それで頼りになるのがネットの口コミやブログとなるのですが、これはあくまでも参考程度にすることをお勧めします。

なぜなら病院や医師に合う合わないは人それぞれだからです。精神科・心療内科は特にそれが大きい。

うちの子の場合、最初に行った病院は口コミがとてもいい病院でした。

口コミが良かった理由は話を沢山聞いてもらえるから。

たっぷり時間を取ってゆっくり聞いてもらえます。

でもうちの子は薬の処方がいまいちでした。

でも薬をそれほど必要としない人には話を聞いてもらって良くなるかもしれません。

このように精神科・心療内科は医師と合う合わないがはっきりしますので、ネットの口コミは参考程度にしておくのがいいかと思います。

 

 

韓国はセカンドオピニオンが絶対必要!

これは精神科・心療内科に限ったことではありません。

韓国の病院はお金儲けのためだけに経営している病院が存在します。

わざと薬を強くして、何度も通わせたり。

歯医者は病院によって値段が全然違います。

これは私が韓国に来た頃の話(約20年前)ですが、韓国の産婦人科はお金儲けのためにすぐ帝王切開するという噂がありました。

手術費や入院費を稼ぐためですね。

実際私の先輩たちは帝王切開の人が多かったです。

何もわからない外国人だからとなめられることもあります。

最初から合った病院に出会えればいいのですが、違うなと思えばすぐに他の病院に行くことをお勧めします。

ちなみにうちは3件目でようやく合う病院に出会えました。

 

 

早めの予約を

調べた限り、韓国のほとんどの精神科・心療内科の病院は予約制でした。

人気の所は初診でもざっと一か月待ちだったりします。

最近は精神を病んでいる人が多いのか、精神科はどこもいっぱいでした。

予約制でないところは一時間待ちなど覚悟しなければなりません。

症状はどんどん悪くなるので、思い立ったらすぐ予約することをお勧めします。

 

 

韓国は薬をたくさん出す傾向にある

これは今回日本の精神科を受診して初めて分かったことです。

日本の病院で精神科医にこう言われました。

今、日本ではできるだけ薬を少なくして治すように変わってきている。

韓国で処方された薬はちょっと多いですね。

びっくりしました。

私は韓国の病院で「できるだけ薬を最小限にしてほしい」と何度もお願いしていたからです。

これが最小限だと思っていたのに、日本に来て更に減らせるとはびっくりでした。

 

 

韓国にあって日本にない薬、日本にあって韓国にない薬

韓国で処方された薬の中に、日本では輸入されてない薬があると言われました。

薬の種類は国によって違うんですね。

以前、精神科医にこんなことを聞いたことがあります。

韓国の精神薬は日本のものを真似たものが多い。

日本の薬は高く、真似たものは安い。

真似たものは本物より効きにくい。

ほ~そうなのかと思ったものです。

その精神科医が言うには、いい精神科医とはたくさんの薬の中からその患者さんにぴったりの薬と量を処方してあげることだそうです。

日本でも韓国でもぴったりの薬に出会えるといいのですが。。。

まだまだ通院は続きます。

 

以上、韓国の精神科・心療内科に通ってみた感想と日本との違いでした。