韓国で学校を辞めた子、辞めたい子(対象年齢9~24歳)が利用できる機関をご紹介します

こんにちは。コリアンライフ(@koreanlife007)です。
先日、韓国の教育庁から学校を辞めた子が利用できる機関を紹介されたので見学に行ってきました。
韓国は学歴社会のため、学校を辞めることを隠す人が多く、そのため彼らがその後どのような進路を進み、どのようなコミュニティーに属するのか、調べてもなかなか見つけることができませんでした。
それで今回紹介されて初めてこのような機関が存在することを知ったわけですが、同じようなお子さんを持つ方にはぜひ紹介したいと思いブログにしました。
学校外の青少年支援団体「꿈드림」
꿈は韓国語で夢。
드림はドリーム(夢)と드리다 (捧げる)で夢を捧げるという意味が込められています。
学校を辞めたという理由で、疎外され、困難を経験するのではなく、明るい未来に向けサポートする団体です。
こちらがホームページになります。》꿈드림
場所は全国各地にあります。》近くの꿈드림を探す
対象は9歳から24歳までの学校の外にいる青少年
利用対象者
・小・中学校を3か月以上欠席、就学義務を猶予する青少年
・高校未進学の青少年
・高校除籍、退学処分、自主退学の青少年
・学業中断考慮制の利用者等、潜在的に学校外にいる青少年を含む
※ 学校を辞める前に利用してほしい、学業中断考慮制度についてのブログ記事はこちら 》子が学業中断熟慮制(학업중단숙려제)を受けることになりました
思った以上に対象年齢は広く、たとえ学校を辞めていなくても、それに近い状態であれば利用できます。
様々な支援制度
大きく、相談支援、教育支援、自立支援を受けることができます。
・月10万ウォン支給:登録すれば交通費が支給されます。もし習い事をしていれば、その費用もここから出せます。
・高卒認定試験の勉強支援:定期的に勉強会を開いています。
・メントリング制度:1対1で学習、心理、進路支援等、サポートしてもらうことができます。
・職業支援:職業支援のためのプログラムに参加できます。
・進路支援:進学するにしろ就職するにしろ、その子に合った進路指導をしてもらえます。
・様々なプログラムに参加
相談士の方がいらっしゃるので、まずは相談しその子に合ったプログラムを選び、利用していきます。
地域ごとにプログラムは異なります。
親としては家で一人でいられるよりは、こういうプログラムに参加し、同じ境遇の子と仲良くなってくれればと思いました。
私が行った所はインテリアも清潔な感じで、相談士の方も優しく、交通費も支給されるし、こういう所に通わせていれば安心だなと感じました。
相談士さんが言うには、この機関を利用し高卒認定試験を受け、大学進学する子は多いそうです。
以上、学校外の青少年支援団体「꿈드림」をご紹介しました。
このような機関を利用し、悩んでいる子たちが前向きな人生を歩んでくれたらと心から思います。