韓国で高校休学、その手続きと決断理由

韓国で高校休学、その手続きと決断理由

こんにちは、コリアンライフ(koreanlife@007)です。

3月、韓国は始まりの季節。

3月1日は公休日なので、3月2日がどこも入学式となります。

でもうちの子は高校の入学式に参加しませんでした。

悩みに悩んだ末、このような決断に至ったわけですが、高校休学についてその経緯をお伝えしようと思います。

 

 

高校の休学手続き

まずは高校の休学手続きですが、これは学校によって多少違うと思います。

うちの子の場合は高校は決まったけれども1日も通わず、1年休学させる方法です。

うちの学校では丸々1年休むならば、『休学届(휴학신청서)』ではなく、『退学届(자퇴신청서)』を出したらいいと言われました。

そんな!高校を辞めたら困る!と一瞬慌てたのですが、取り扱いは同じだそうです。

『退学届』を出しても『復学届』を出せばまた通うことができるとのこと。

もし『休学届』を出したならば、復学する際、休学した期間の書類(病院の通院記録等様々な)書類を出さなければならず複雑なので、1年丸々休むならば『退学届』の方がいいと言われました。

いずれにせよ学校によって異なるので確認が必要です。

 

また中学を卒業し高校を選択せず、いわゆる中卒のまま休むこともできます。

ただこの場合、高校進学となった時、中3で学校側がやってくれた高校入学の手続き全てを自分でやらなければなりません。

これはとても面倒なので、一旦高校には席を置いたままで休ませることにしました。

 

予め中学の担任からアドバイスをもらっていたので、それを実行した形です。

休学決定までの流れです。

1.高校が決まったら(학교 배정)、高校に電話して事情を説明し休学したい旨を伝える。

2.担任が決まるのが2月中旬、その頃にもう一度、電話をくれと言われる。

3.(担任が決まったら)担任と連絡を取り、事情を話す。

4.高校のホームページから退学届(休学届)をダウンロード、記入。

5.担任に訪問日を伝え、直接学校に休学届を提出しに行く。

1年後、復学届を学校側に出せば復学することができます。

 

 

休学を選んだ理由

このまま学校に行ってもたぶん朝起きられないだろうし、またWeeクラス登校(教室に行けない子が行く部屋)になるなあ…と休学を漠然と考えていました。

でも、1年休んだら周りはみんな1歳年下となるわけで、いろいろ不便になるかと悩んでいました。

それが、ある人の言葉で吹っ切れました。

 

そんなの韓国には浪人生がいくらでもいる。

大学で休学する子はいくらでもいる。

男は軍隊行くために休学するし、就職浪人する子もいくらでもいる。

1年下か上かなんて問題ないよ。

 

確かに韓国は大学で休学する子がとても多いです。

休学し、いろいろなことに挑戦します。

アドバイスをもらった人のお子さんは大学卒業後、公務員試験のため勉強を続けている状態でした。

なので1年なんてそんなに問題ないな、と思ったのです。

 

 

とにかく休ませる

とにかく休ませようと思います。

精神が健康でない状態というのは休ませるしかないと思いました。

そして今の韓国は空気がとても悪い。

PM2.5がすごいんです。

都会だけかと思いきや、このPM2.5は風向きによって田舎にもやってきます。

つまりどんなに田舎でも風向きによって空気が悪くなるのです。

空気が汚いということは精神面にとても影響します。

きれいな空が見えない、窓から見る景色がいつも曇っている。

この曇った空が娘の心を表しているようで、空気がきれいな所に行かせてあげたいと思うようになりました。

それで、近いうち日本に行き療養させようかと考えています。

日本の実家はド田舎なので、そこで畑や田んぼを手伝ったり、犬とじゃれあったりして過ごさせようかと。

コロナで帰国までの手続きが面倒で腰が重いですが、ぼちぼち準備を進めていこうと思います。