韓国に住み不思議に思ってた疑問。BTSって何でこんなに人気なの?

こんにちは、コリアンライフ(@koreanlife007)です。
韓国に住んでいて、たまに音楽番組を目にすることがあります。
韓国のアイドルはどのグループも歌が上手く、ダンスが上手、おまけに顔もスタイルもいい。
韓国に住んでいると、アイドルで歌とダンスが上手なのは当たり前として見るようになります。
そしてアイドルのことをよく知らない私はそのプロ級レベルに麻痺し、「どれも似たり寄ったりだな・・・」と思ってしまうのです。
でも何故かBTSだけは桁違いに人気があります。
おまけに海外ファンも桁違いに多い。
ARMYには怒られそうですが、正直、他のアイドルと何が違うの?と不思議に思っていました。
先日たまたま聴いていたラジオで、Kーコンテンツ専門家という人がこのことをわかりやすく解説していたのでブログにまとめてみました。
注)以下はその専門家が語った内容です(私の意見ではございません)
どうしてBTSが海外で人気になったのか
BTSのデビュー当時、所属事務所はとても小さかった。
韓国のテレビ地上波3社(KBS, SBS, MBC)は大手芸能事務所3社(SM, YG, JYP)のアイドルのみテレビ出演を許し、小さい芸能事務所から新人アイドルをテレビ出演させることが難しい時代でした。
そこでBTSの所属事務所が目に付けたのがYouTubeでした。
地上波ではできなかったBTS独自のコンテンツを作りYouTubeに上げたのです。
その動画を見た海外の人たちが、YouTubeのアルゴリズムで彼らのMV(ミュージックビデオ)も見るようになりました。
すごい!キレキレのダンスで、みんな揃ってる!
韓国では当たり前だった『깔군무(ピッタリそろったダンス)』は海外では当たり前ではありませんでした。
韓国では当たり前だった、『外見もいいし歌も上手』も海外では当たり前ではありませんでした。
これに驚いた人が少しずつBTSに注目していったのです。
また韓国ではアイドルなら誰しも通過する厳しいレッスンや涙ぐましい努力。
そんな姿もBTSは独自コンテンツを通して、世界へ発信したのです。
すると、海外ファンは次第に「こんなに苦労し努力しているグループを応援したい!」と思うようになり、どんどん海外ファンが増えていきました。
つまりBTSは国内の地上波では相手にされなかったので、独自コンテンツを作りYouTubeから海外へ配信することによって、海外ファン獲得に大成功したのです。
K-POP 独自コンテンツ時代
最近の若者はテレビでお笑いタレントが出る番組を見るよりも、自分の推しアイドルが出るYouTubeの独自コンテンツ番組を見るほうがずっと面白い!と思うそうです。
なので今やKPOPアイドルは独自コンテンツ(자체 콘텐츠)を制作する時代となっています。
韓国語で略して자콘と言います。
所属事務所はどこも独自コンテンツを作る独自コンテンツチーム(자콘팀)があります。
この独自コンテンツチームがアイドルのファン獲得の主力となります。
なるほど~と思いました。
私のようにアイドルに疎い韓国の中高年層はみんな、「BTSは知っているけど、なんでこんなに人気があるのか」と思っています。(笑)
「なんか海外ですごく人気らしい」というのが韓国の中高年層の共通したBTSに対するイメージだと思います。
今回はずっと疑問に思っていたBTSの謎が解けたので、ブログにしてみました。
今やBTSの所属事務所は大きくなり、逆に地上波がどんなに頼んでもBTSの出演は簡単ではないでしょう。