子が学業中断熟慮制(학업중단숙려제)を受けることになりました

こんにちは、コリアンライフ(@koreanlife007)です。
子が学業中断熟慮制(학업중단숙려제)という制度を受けることになりました。
初めて聞いたこの制度。
今回はこの学業中断熟慮制(학업중단숙려제)というものについてお話したいと思います。
学業中断熟慮制(학업중단숙려제)とは
学業中断の危機兆候があったり、中断の意思を明らかにした学生が、学校を辞める前に一定期間、相談、進路体験、芸術体験など様々なプログラムに参加しながら、学業中断について慎重に考慮する制度。
小中高教育法施行令第54条第5項、第6項
対象:学業を中断する意向がある、または可能性があると認められる学生
期間:2週~7週間 ※学期当たり1回に制限する
申請方法:申込書提出(学生·保護者→担任教師)
決められたプログラムに参加すれば、学校に出席したこととみなされます。
もう一度考え直す制度
本来、この制度は不登校、進路変更など、何らかの事情で学校を辞めようかと考えている子が利用する制度だそうです。
韓国は学業を中断してしまう子が年々増えていて、「もう一度考え直すように」と、この制度ができたのだと思われます。
うちの子の場合は本来の趣旨とは少し違うのですが、体調不良により学校に行けず、医師や心理相談の先生と話し合った結果、この制度を利用することにしました。
プログラムは人によって違います。
この期間、学校の心理相談の先生が管理してくれます。
調査によると、この制度を利用し、もう一度学校に通おうと決めた学生は京畿道で90%だったそうです。
学校に行くのが当たり前の日常から、一度立ち止まり、学校に行かず、ゆっくり考えてみるというのはいい制度かもしれません。
中学校生活=内申点数
韓国では中学校から高校へ進学するのは学生の内申点数で決まります。
中間期末テストの成績、学校活動、奉仕活動、そして出席日数。
(各地域の教育庁のホームページから中学の内申点数が計算できるようになっています)
先日、担任からご丁寧にうちの子の内申点数の説明がありました。
うちの子に足りないのは出席日数の点数だけです。(泣)
中学校3年間がこの点数であっけなく評価されてしまうんですね。
部活はあることにはありますが、やる子は一部だけ。
学校行事もお遊びみたいな感じで、みんなで準備から頑張って何か一つをやり遂げるといった行事はありません。
特に今はコロナ禍で勉強だけです。
勉強だけ3年間。
高校を含めたら6年間、内申点数でガチガチに管理された学校生活を6年送ります。
韓国の学校教育、これでいいのでしょうか。
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