韓国でうまく生きていくコツ5選

こんにちは。コリアンライフ(koreanlife@007)です。
私もかれこれ韓国生活が18年ほどとなりました。
SNSを見ていると、同じ韓国在住の方で韓国生活が大変だというのを目にすることがしばしばあります。
「ああ、私もそうだったな」
と、うんうんと頷いてしまうことや、
「これはちょっとどうかな」
と思うことなど、いろいろな思いが生じます。
韓国に来た頃は韓国料理が美味しいと感じたけど、やがて韓国料理を見るのも嫌になり、韓国語を見るのも嫌になり。
でも生きていかなければならないので、なんとか受け入れ、もがき、苦しみ、現在は普通に毎日韓国料理を食べ、韓国語に触れています。
今回はそんな私が韓国で暮らしていて大事だなと思ったことをまとめてみました。
日本と比較する習慣を捨てる
これがとても難しい!
私は韓国に移住して5年くらいは常に日本と比較していました。
例えば、
・交通ルール守らない→日本だとあり得ない。教習所でちゃんと習ったの?
・店員が不親切→日本だとあり得ない。接客講習受けたの?
こんな感じで、生活で嫌なことがあると、常に日本と比べしてしまう習慣です。
頭の中はいつも日本は、日本は、日本は、です。
思考回路がいつも日本は…と比較するため、しんどくなります。
私は韓国生活5年目くらいから色々ありまして、日本への未練とか捨てたんですね。(あきらめとも言います)
それと同時に日本と比較する習慣も捨てました。
そしたらかなり楽に生活できるようになりました。
・交通ルール守らない→この国はこういう国だからいいの。そして、たまに譲ってくれる車に感動する。
・店員が不親切→この国はこういう国だからいいの。そして、たまに親切な店員さんに出会い感動する。
…とまあ、こんな感じです。
いつまでも日本と比較してばかりいては自分も損をするし、疲れるだけです。
この国はこういうもんだと肯定し、で~んと構えていきましょう。
検索ワードを知る
今の時代、ネットで検索すれば答えが導き出せる便利な時代となりました。
でも調べようにも、そもそもその検索ワードを知らない、ピッタリの単語がわからないと検索できません。
そしてこのピッタリの検索ワードは日本語をそのまま韓国語に訳しただけでは当てはまらない場合があります。
韓国で生活し、韓国人と交流しながらわかっていく生きた単語たちです。
家でじっとして、翻訳機や辞書を使い検索していては、求めていた答えになかなかたどり着けません。
日本人コミュニティーも大事ですが、外へ外へと出ていく人ほど、その検索ワードを知り、より早くより的確な答えを導き出すことができます。
実は私が就職して韓国人ばかりの職場で一番苦労したのはこの「検索ワード探し」でした。
今まで出産、子育てし、数年韓国に住んでいたけれども、圧倒的にこの生きた韓国語に触れていなかったのです。
これは生活の中でも当てはまります。
子供がいると、子供のことでいろいろ調べなきゃならない。
例えば子供の何かお得なサービスを知りたい。
でもそのまま検索語を「子供(아이)サービス(서비스)」だと求めている答えを導き出せません。
お得なサービスを韓国語で「혜택」といいますが、辞書では「恵沢・恵み」としか載っていません。
でもこの単語は生活しているとよく出てくる単語です。
子供がだんだん大きくなるにつれ、情報を調べ、子供の将来を導く手助けをするためにも、検索ワードを知るってとても大事だと思うのです。
言いたいことは言う
以前働いていた会社は全国の地方自治体のホームページを作っていました。
それで市のホームページが少しでも見にくかったりすると、すぐに市民から苦情が入りました。
市のホームページは生活上の苦情を書けるようになっています。
私も以前、住民センターの対応が醜く腹が立ったので、市のホームページに苦情を書きました。
外国人に対して不親切すぎる、あの対応はないのではないか、と。
するとすぐに市庁の方からお詫びの電話がきました。
このように韓国はネット社会なので、公式なサイト上にいろんな苦情を書けるようになっています。
バスの運転が悪かったら、市の交通課ホームページに苦情を書けます。
学校の担任の対応が悪かったら、市の教育庁のホームページ(父母の意見)に苦情を書けます。
これらは全てすぐにきちんと対応してくれます。
もちろん面と向かって言えたらいいですが、言葉の壁もあり、強く言えない場合があります。
そのような場合はネットを賢く利用し、問題を解決することをお勧めします。
外国人の意見は珍しいだけに、多文化共生の意味でも今後の参考になると思うのです。
もやもやや怒りを溜めず、思ったことは意見する習慣をつけることがストレスを溜めないことへと繋がります。
外国人であることを最大限に利用する
日本人と韓国人は外見ではあまりわからないため、黙っているとそこそこ韓国人のように過ごせます。
でもやはり社会に出て何かをすると外国人であり、目立ちます。
それを最大限に利用します。
学校で父母会に行くと、名簿に名前を書くだけですぐに覚えてもらえます。
英会話教室で教室に1人日本人がいると、すぐに名前を覚えてもらえます。
これを恥ずかしいとして留めておくのか、それとも利用するか、です。
こんなことを書きながら私は目立つのがとても嫌で、できれば裏方に回りたい性格です。
でもいつからでしょうか、もう開き直って、外国人を最大限に利用するようになりました。
これを子供の教育や、就職、生活のあらゆる場面に利用しない手はないと思います。
困ったときは外国人のふり
私は滞在歴が何年になっても、「すみません、外国人なもんでわかりません。」とか言ってます。(笑)
この「外国人」というワードは時にすごい力を発揮してくれます。
なぜなら韓国人は情が深く、外国人だとわかると、とても親切に教えてくれるからです。
仕事や生活でも使え、私はこの外国人のふりで何度助けられたことか!
(ふりというか、本当に外国人なんですが。)
例えば幼稚園である準備物を指定されたが、それがどうして必要かわからない。
わからない時はすぐ聞きます。
すると幼稚園の先生は「このママは外国人だから今後説明も付け加えないと」と思ってもらえるようになります。
特別に意識してもらえ、子供にも特別に関心を持ってもらえるようになります。
このように外国人のふりでお得になることがたくさんあります。
以上、韓国でうまく生きていくコツ5選でした。
参考にしていただければ幸いです。