永住権(10年ビザ)更新!外国人登録証を破棄し韓国を出た話

海外に住んでいるにはビザが必要となりますが、私は永住権者のF-5ビザです。
でも永住権とは名ばかりで、F-5ビザは10年ごとに更新しなければなりません。
今年がその10年目。
滞在歴は17年くらいになりますが、どうして10年?と思いませんか。
そうなんです。
私は一度、外国人の身分証明書といえる外国人登録証を破棄しました。
途中で韓国を離れました。
それで再入国から10年ちょっとなのです。
今回はそのお話をしたいと思います。
外国時登録証を破棄し韓国を出た話
あれは忘れもしない、うちの子がまだ4歳くらいだった頃。
当時、私は義父母と同居していました。
若かったから右も左もわからず、言われるがまま同居したのが間違いでした。
あの頃、もう私は同居生活で精神がやばいことになっていました。
韓国流のしきたり、子育ての違い。
全てがもううんざりでした。
特に子供をめぐってのトラブルが多かったです。
子育ての習慣は人によって、家庭によって違いますが、ましては国が違うと全く違います。
今考えたら、私ももっと大人の対応をしとけば良かったと思うものの、初出産・初子育てで全く余裕がありませんでした。
子供に関してはゆずれないものがありました。
そして史上最大級の義母とのバトルがあった日の夜、もうここにいてはダメだと思いました。
精神的に限界に達したのです。
翌朝、すぐに午後の飛行機を予約し、荷物をまとめ子供を連れて空港に向かいました。
とにかくこの国を出たい!という一心でした。
空港にはギリギリに着き、飛行機会社の人が名前を呼びながら探すほどでした。
あれよあれよという間に出国ゲートとなり、いよいよ韓国を出る瞬間。
係の人にパスポートと外国人登録証を見せると、
「今、出国すると、この外国人登録証は無効となりますが、いいですか?」
と心配そうに聞いてきました。
その時私はきっぱり、
「いいです!要りません!」
と、いさぎよく外国人登録証を破棄し、出国したのでした。
もう一秒でも早く韓国から解放されたかったのです。
日本に着き、空港から親に電話した時、突然涙が出てきて、電話越しにすごく泣いたのを覚えています。
韓国にどっぷり漬かっている自分
そうして一週間くらい日本で滞在していました。
このままシングルマザーになるのかな~とぼんやり考えていました。
それが、ある日、私が担当している日本語の授業が来週から開講するということを思い出しました。
この頃、精神的にやばすぎて仕事のことはすっかり忘れていたのです。
(当時はフリーの日本語教師をしていました)
この時、私は韓国から出たものの、もうすでに生活基盤は韓国にどっぷり漬かっていることに気付いたのでした。
慌てて担当者に連絡しましたが、授業をどうすることもできず韓国に戻ることに。
…そんなこんなで現在に至ります。
その後、同居生活から解放され、義母とは和解し、精神的にも落ち着きました。
でもあの時、日本に戻っていたら違う人生を歩んでいたと思います。
結局10年ビザ、今後の不安
永住権なんていうから、永遠にビザを更新しないと思っていました。
10年ごとに更新となれば、この先おばあちゃんになっても更新しなければなりません。
以前、日韓夫婦で認知症になった日本人の方がいました。
その方は韓国で亡くなりましたが、死後にビザ更新をしていなかったことが発覚しました。
そして残された遺族がすごい罰金を払うことになったそうです。
私はこの先、おばあちゃんになっても忘れずビザ更新に行けるのでしょうか。
ビザ更新の通知書は郵便で送られてきますが、ちょっと不安です。
次の更新は50代。
今よりもっと充実した日々を送っていられるように頑張りたいです。
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