韓国のキャッシュレス化、満12歳からデビットカードが作れる

韓国のキャッシュレス化、満12歳からデビットカードが作れる

韓国のキャッシュレス化はものすごいもので、もうほとんどの人は現金を持たなくなりました。

今まで子供のお小遣いだけは現金で渡してきたのですが、お小遣い日のたびに現金を用意しなければなりませんでした。

現金をほぼ持たないので、子供に渡す現金がないこともしばしば。

家中かき集めて、現金を準備してました。(笑)

でもあまりにも面倒なので、今回、意を決して子供のデビットカードを作ることにしました。

 

デビットカードは満12歳から作れる

韓国ではデビットカードは保護者同伴なら満12歳から作れます。

満14歳からは本人が作れます。

デビットカードは韓国語で

체크카드:チェックカード

といいます。

カードでの支払いと同時に自分の銀行口座から引き落としされるカードです。

韓国では中学生くらいになると、このデビットカードを持たせる親が多いです。

私も作ろう作ろうと思っていたのですが、銀行に行くのが面倒くさいことと、「親が外国人でやたら書類がいるだろう」という勝手な憶測で今まで作っていませんでした。

 

 

未成年者のデビットカード発行

親が外国人の場合、例外ということがあり、書類は入念にチェックしなければなりません。

ネットで調べ、更には銀行に問い合わせの電話をし、必要な書類は以下の4つでした。

・親の身分証明書

・子供基準の詳細基本証明書

・子供基準の詳細家族関係証明書

・印鑑

※銀行によって異なります

それでわざわざ住民センターに行って書類を発行してもらい、銀行に行ったわけです。

 

銀行窓口のお姉さんに、ドヤ顔で書類をすべて提出しました。

すると銀行のお姉さんは言うのです。

「カードは作れますが、お母さんが申請すると、カードに制限がかかり、時間もかかります。

お子さんは満14歳ですよね。

パスポートは持っていらっしゃいますか。

パスポートをお持ちなら、お子さんが直接訪問されますと、パスポートだけですぐカードが作れます。

なんと!パスポートだけで⁉

…私が申請するよりも子供が直接申請した方が断然ラクらしいのです。

 

 

満14歳からは本人が行くと、パスポートだけでカードが作れる

もともと私(親)が行くことだけを調べていたので、子供本人が行くことを調べていませんでした。

そして、数時間後、子供を連れてふたたび銀行へ。

あっさりとパスポートだけで、デビットカードが作れたのでした。

しかも、銀行のアプリと連動しているので、スマホからお小遣いが管理できます。

利用限度額は1日3万ウォン、1ヶ月30万ウォンです。

私も毎月のお小遣いはスマホから送金するだけでいいし、もし子供がお金が足りないピンチでも、すぐスマホから送ればいい。

すごい便利~。

お小遣い帳をつけていた時代(昭和)とは全然違うなあと思いました。

 

 

現金だけでは過ごしにくくなってきた

デビットカードを作ろうと思ったのはお小遣いの件と、現金だけでは過ごしにくくなってきたと感じたからです。

以前子供に、「塾の帰りにマクドナルドに寄ってアップルパイ買ってきて」と頼んだことがありました。

マクドナルドはここ数年、私はドライブスルーしか利用してなくて、店内の様子を知らなかったんですが、注文は機械に変わっていました。

現金しかない場合、わざわざカウンターで買わなければなりません。

平日の昼間などは人件費がかかるため、カウンターを閉じていたりします。

それでアップルパイを買うのに苦労したようです。

よく行くお店ではゴンチャというお店も注文は機械です。

注文を機械で行い、支払い方法はカードのみ。

そういうお店がどんどん増えてきました。

 

 

現金がなければ困るときもある

でもいくら韓国がキャッシュレス化していると言っても、現金が必要な時があります。

身近なところでは小学生の子供を持つ親は、子供のお小遣いを渡すのに必要です。

韓国は小学校前に小学生を狙った駄菓子屋があり、小学生は学校帰りに普通に買い食いをします。

またマートによっては買い物カートを使うのに、100ウォン硬貨を入れなければ使えません。

近所の洗車場。無人機械は500ウォン硬貨でしか使えません。

近所のコインランドリー。500ウォン硬貨でしか使えません。

市場や道で何かを売っている場合、だいたいが現金です。

また個人の服屋では現金だと割り引きしてくれるところもあります。

このようにまだまだ生活していると、現金が必要な場合がありますが、これらを除けばほぼカードだけで過ごせます。

これからどんどんキャッシュレス化は進むでしょう。