韓国人と結婚して晩婚化の理由がわかりました

日本でもそうですが、韓国でもどんどん晩婚化となっています。
だいたい生活が安定する30代で結婚する人が多いです。
結婚しない人だって増えてます。
その理由はいろいろありますが・・・結婚して初めてその理由がわかったという話です。
韓国人ママたちの話
私は20代半ばで結婚しました。
このことを子供が幼稚園に通っていた時、韓国人ママたちに話すと、
뭐가 급해서 그렇게 일찍 결혼했어요?
何を急いでそんなに早く結婚したの?
と驚かれました。
「もったいない、もっと遊んでから結婚すれば良かったのに」
と、韓国人ママたちの間では、早く結婚するのが良くないような空気がありました。
自分ではそんなに早く結婚したつもりはなかったんですが、そうかなあ~とその時思ったものです。
でもこの理由を、私は自分の子を育てていく上でよ~く理解するようになるのです。
お手伝いは今からやる必要ない
韓国では子供にお手伝いをあまりさせません。
ひと昔前は韓国でも子供にお手伝いをたくさんさせたかもしれません。
でも最近の親は「お手伝いする暇があったら勉強しなさい」と言う親がほとんどです。
また女の子は結婚するまで料理をしたことない子が多いです。
女の子を持つ親はこういうのです。
어차피 시집가면 하기 싫어도 해야 되는데 지금부터 할 필요 없어.
どうせ結婚したら、嫌でもしなければならないのに、今からやる必要はない。
これを聞いた時、笑っちゃいました。
確かにそうなんです。
結婚すれば、嫌でも料理を作らなければならないんです。
韓国では行事(祭祀、正月、秋夕)は嫌でも女性が料理をしなければなりません。
未だに男性は台所にすら入らない家庭もあります。
特に祭祀(チェサ)というのは、先祖の命日にお供え物を作り供養する行事ですが、家庭によってはほぼ毎月ある家もあります。
それを考えたら、若い頃からしなくてもいい、という考えになるのです。
親の姿を見ている
晩婚の理由は、親の姿を見ているからです。
特に今の若者の親世代は、日本よりももっと経済的に厳しかった世代です。
やりたいこともできず、自分を犠牲にし、家族のために働き、家事や義父母との事に忙しい日々。
そのような姿を見て、早く結婚したいと思う人は少ないかと思うのです。
親も親で自分のように子が苦労して欲しくないから、「お手伝いするくらいなら勉強しなさい」と言うのです。
他にも晩婚の理由
その他にも晩婚の理由はたくさんあります。
まずは不動産価格が高騰していること。
韓国で自分の家を持つのはとても大変になりました。
経済格差がひどく、大企業以外は結婚適齢期までに結婚準備ができないこと。
ここ数年ずっと就職難であること。
いろいろあります。
孫は見たい
矛盾はしていますが、韓国は親が「結婚しろ」と子に結婚を催促するのは日本以上です。
そして韓国の親は子孫を残すことにものすごく執着します。
親が子作り計画に関与してきたりするのはよくあること。
晩婚でもいいからとにかく結婚して欲しいというのが、韓国の親の願いではないでしょうか。
将来、うちの子は韓国人と結婚するかはわかりませんが、少なくとも韓国では結婚したらいろいろ大変なんだというのを知っているので、結婚は早くしないと思います。
SNSを見ていると、日韓カップルで若くして結婚する人が多いですが、韓国ではどのような文化なのかをよく踏まえた上で、考えることをおすすめします。