プレゼントが禁止となった韓国の스승의 날(先生の日)、今年の状況

5月15日は스승의 날(先生の日)でした。
昔は先生の日というと、先生にカーネーションやプレゼントをあげたりしていましたが、最近は一切禁止です。
うちの子は担任の先生にスマホからメッセージを送っていました。(←私が送れと言った)
それぐらいです。
でも禁止というのは学校だけで、実は塾の先生や裏側ではまだその文化が残っています。
最近の스승의 날(先生の日)
この日、カカオトークにはこのようなメッセージが送られてきました。
カカオトークからケーキなどのプレゼントができますよ!というメッセージです。
そういえば、私も日本語を教えていた頃は、스승의 날(先生の日)にプレゼントをもらっていました。
塾などは今でもこういったケーキなどのプレゼントをしているのでしょう。
そうこうしていると、私にもカカオトークが!
それは以前、個人授業をしていた方からのメッセージでした。
쭈욱 건강하시고 즐거운 하루하루 되세요
ずっと健康で、楽しい毎日をお送りください。
というメッセージと共に、チーズケーキを送って下さいました。
住所を登録すれば、着くようになっています。
ありがたいことです。
そして、お礼のメッセージも送れるようになっています。
최고의 선물 정말 감사합니다!
最高のプレゼント、本当にありがとうございます!
・・・こんな風に、ちょっとお世話になっている塾の先生や、習い事の先生、人生の先生などに、
カカオトークからプレゼントをし、送る人がいるのではないかと思います。
溢れ出る感情
子供が小さかった頃、オリニチプ(保育所)でよくお母さんたちがお菓子とか、夏だったらアイスクリームなどを差し入れしていました。
小学校ではピザとかチキンなど、誰かのお母さんが差し入れしていました。
たぶん今なら禁止となっているでしょう。
昔の私はそれは先生の機嫌を取るためだと、あまり良く思っていませんでしたが、だんたんとその気持がわかるようになってきました。
私も受け取る側に立ったときからです。
一時期、個人授業で高校生ばかりを教えていました。
その時、お母さんたちはうちの子をお願いしますと、時々差し入れをくださるのです。
それは私の機嫌を取るためではなく、単にお世話になっている先生に何かしてあげたいという、溢れ出る感情みたいなものでした。
韓国人は感情を隠すことをあまりしません。
何かしてあげたい感情を抑えきれなくて、差し入れを持ってくるのです。
これを知ってからは私も、何かしてあげたいと思う人には迷うことなく、贈るようになりました。
とりあえず、うちの子が通っている塾の先生はその溢れ出る感情が出てこず、今年は何もしませんでした。
授業料だけで十分かと。(笑)
以上、今年の스승의 날(先生の日)の様子をお伝えしました。