【韓国地方旅行】世界一長い防潮堤のドライブコースと辺山(ビョンサン)半島国立公園

先日、用事があって、全羅北道に行きました。
そのついでに、辺山(ビョンサン)半島という所に寄ってきました。
ここは半島全体が国立公園となっているところです。
今回巡ったコースはこちら。
群山(グンサン)市から出発し、海を突っ切り、辺山半島を巡るコースです。
1.群山市ウンパ湖公園
まずは群山(グンサン)市をドライブ。
ちょうど桜がきれいな季節でした。
桜並木がきれいなウンパ湖公園(은파호수공원)に寄りました。
この日はくもり。春といえども肌寒い日でした。
もっと天気がよければきれいに見えただろうに…と思います。
湖に沿って歩いていくと、愛の門(사랑의 문)というものを発見しました。
湖の上にかかる橋で、夜にはライトアップされとてもきれいだそうです。
つかの間のお花見を楽しみ、海の方へ。
2.世界一長い防潮堤のドライブコース
群山市から辺山半島までは世界一長いという、防波堤「セマングム(새만금)」の道路を通って行きました。
この防波堤の道路はなんと30キロ。
海の上を走るなが~い道路です。
これが今、小さな島までつながって人気のドライブコースとなっています。
このなが~い防波堤は20年という、とてつもなく長い年月と費用がかけられました。
まだ工事は続いています。
道路ができるまでには、環境団体の反対や、国民からは税金の無駄使いだなどと、いろいろな声があったようです。
それでも押し切ってこのような防波堤を作るのは、この防波堤の内側を完全に埋め立て、開発地とするためです。
防波堤を渡る手前の群山側にはすでに埋立地となった所があり、土地が売られていました。
ここまで年月と費用をかけたからには最後までやり遂げてほしいものです。
3.島に到着
天気が悪かったのが本当に残念ですが、一番はしっこの島に到着。
ちょうど潮が引いたところで、おばさんが貝をとっていました。
夏には海水浴でにぎわう所のようです。
この長い橋は海の上にあって、とても気持ち良い散歩ができました。
あちこちで海産物を売っている人を見かけました。
ここはあさりが有名のようです。
ジョッ(젓)という、塩辛系のものが売られていました。
調味料として使ったり、キムチに入れたりします。
釣りをする人や登山する人をチラホラ見かけました。
のんびりしています。
島のはしっこまで行ったら、Uターンして、今度は辺山半島へ向かいます。
辺山半島は半島全体が国立公園になっていて、海と山が楽しめる人気スポットとなっています。
4.ネス(来蘇)寺
辺山半島のネス(来蘇)寺という所に着きました。
今までいろいろなお寺に行ってきましたが、ここは本当に立地条件がとても良いところです。
まずはお寺に到着するまでには、韓国の美しい道100選に選ばれたというモミの木の林道が続きます。
次に桜の並木道を通り過ぎ、ようやくお寺に到着します。
すばらしいのがお寺の背景。
時代劇に出てくるような岩でごつごつした高い山がお寺の背景を飾ります。
ここだけ違う空気なのをすごく感じます。
まさにパワースポットというやつですね。
昔の人はよくぞまあこんな絶妙な位置にお寺を建てたもんだと感心しました。
コロナのせいで、あまりたくさんは巡れませんでしたが、とてもいい所でした。
今度来る頃には防波堤「セマングム」の工事は完成しているでしょうか。
とてもいい所でした。