結婚を考える日韓カップルが知っておくべき現実的なこと

日韓夫婦や日韓カップルのキラキラ部分は伝えられていても、あまり現実的な部分は知られていないかもしれません。
今回は私が韓国人と結婚して、結婚する前にもっと知っておいたらよかった!というものをご紹介します。
日韓カップルと言っても、将来は韓国に住むという場合に限ります。
私はこのことを知らずに後々苦労することになるのです。
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1.お金を貯めよう
とりあえず、韓国に来る前にお金を貯めて下さい。
韓国でお金は貯まりません!(物価高い…ㅠ)
結婚を真剣に考えているなら、できるだけ会う回数を減らして、デートを減らしてでも、お金を貯めるべきです。
実際に私のまわりの韓国人で結婚を考えている人は、本当に節約しています。
それは来てみればわかりますが、韓国は住宅問題が深刻です。
住む家がとても高く、若い世代にはとうてい払えないからです。(後々住宅ローンに苦しむことになります)
結婚する人が財閥の息子とかなら大丈夫ですが…
韓国ではほとんどの家庭が共働きで、教育費もかかり、ローン返済しながら、なんとか生活しているという家庭がほとんどです。
それが、どちらかが外国人だと本当に大変なんです。
そのことをよく考えて、日本にいるうちに、貯められるだけ貯めておきましょう。
2. 韓国でも通じるスキルを身に付けておこう
韓国でも通じるスキルとは、韓国語は完ぺきでなくても、仕事することができるスキルです。
例えばプログラマー、ウェブデザイナー、日本語教師の資格などです。
こうしたスキルを身に付けておければ、後々働くことができます。
韓国語能力試験は取れれば取ったほうがいいですが、なくても大丈夫です。
なぜなら日本語を必要としている求人はありますが、日本人を必要としている求人はほとんどないからです。
そしてソウル首都圏を除けば日本語教師以外はありません。
日本人を必要としている会社以外はTOPIKって何?という感じです。
もはや韓国人として見なされるので、そんなのなくても面接や電話のやりとりでわかってしまうのです。
そして最初にまずは働いて韓国社会を経験しておくことをおすすめします。
専業主婦で過ごすこともできますが、教育費やアパートのローン返済など、結局はのちのち働く人がほとんどです。
子育てを終えてからの社会復帰は外国人にとって本当に大変です。
そのためにも、まずは1~2年でも働いておくことをおすすめします。
日本での資格は韓国で通用しません。
日本で看護師でもこちらでまた看護資格を取らなければなりません。
保育士もそうです。
友達の日韓夫婦はそれで日本に移住してしまいました。
そういうことを考えて、あらかじめ調べ、職業について準備しておくことをおすすめします。
↓↓こちらは韓国人と結婚した人向けの政府の就職支援プログラムです。
私もこちらを利用しました。
無料でやりたい講座を受講でき、就職までつなげてくれます。
3.結婚する人の家族までよく知っておこう。
日本では二人がよければそれでいい、みたいな感じがありますが、韓国は家族ぐるみの結婚です。
どんなに避けても、家族がどうしてもつきまとってきます。
これは悲しいことに、結婚したからには死ぬまで…です。
結婚する人の家族までよく知っておかなければ、後々後悔します。
・結婚する人の家族はまともか。
・借金はないか。
・親族におかしな人はいないか。
相手の家族を知ることは、失礼でも何でもなく、後々苦労するのは自分なのです。
実は姑となる人はとても性格悪くて手に負えない人だったとか、舅が借金抱えていた、などはよくあることなのです。
国が違えば常識を超える問題も多いです。
なので、家族事情をある程度は把握しておかなければなりません。
4.住む家は準備できているか
先ほども言いましたが、韓国で住宅問題は社会問題となっています。
アパートは高くて買えないので、韓国では大学生くらいになると、주택청약통장(住宅請約通帳)というものを作ります。
この通帳に月々一定期間、一定額を振り込めば、アパートの分譲権を受けることができます。
韓国のアパートは分譲された時が一番安く、だんだん高くなっていきます。
新築で安いアパートをみんな求めるのです。
分譲権は積み立てを長くした人が有利となるため、韓国の若者は早くから、将来のためにこの積み立てをしています。
きちんと将来設計している人は若いうちから、このような準備しているはずです。
そういうことを何もしていないということは、結局は後々自分が経済的な穴埋めをしなければなりません。
特にソウル首都圏に住む場合は、住宅問題が深刻ですから、あらかじめ準備しなければなりません。
韓国人同士でも住宅問題で頭を抱えているのに、ましてや一方が外国人となると、もっと大変だと思うのです。
以上、つらつらと書きましたが、「結婚を考える日韓カップルが知っておくべき現実的なこと」をまとめてみました。
もっといろいろ準備してから来ればよかったと後悔しています。
特に行ったり来たりの飛行機代はもったいなかったです。
まあでも国際結婚はタイミングというのもありますからね…。
ご参考になれば幸いです。