【韓国で働く】コロナのため契約を切られました…社会的弱者とは

新型コロナウイルスのせいで、日本で外国人労働者が契約を切られたというニュースを見ました。
その時は他人事のようにニュースを見ていましたが、よく考えたら私も外国人労働者なんですね。
私もコロナのため契約を切られました。
コロナで不景気とは知っていましたが、自分まで影響が及ぶとは思ってもみませんでした。
やむを得ないことですが、こういう不景気でまず切られるのが、いわゆる社会的弱者となります。
もちろん私は結婚しているし、就業を目的に外国にいるのではないですが、外国人はつくづく弱い立場なんだと思い知らされます。
コロナの影響
契約を切られたのは、私が在宅でメインにしていた仕事で、会社勤めを辞めてから、3年くらいしたでしょうか。
業務は大変なものの、在宅なので気に入っていた仕事でした。
副業の、日本語派遣講師の仕事も、コロナの影響で保留となっています。
今、どこも不景気ですし、会社はどこも社員に外国語を教えるまでの余裕はないというのが現状でしょうか。
私のまわりでも、日本語をフリーランスで教えている人がいて、フリーランスは大打撃のようです。
社会的弱者
海外に住むとかっこいいとか思われがちですが、そんなことありません。
いきなり最も弱い立場になるんです。
SNSに載せられているのはそのキラキラ部分だけです。
そのほとんどは苦労が多いです。
特に女性で、結婚して、出産した場合、それはそれは弱い立場となります。
韓国では私のように結婚して韓国にいる人を「결혼이민자 / 結婚移民者」と言います。
そう、移民者なんです。
そしてその家庭は「다문화가정 / 多文化家庭」とひとくくりされます。
小学校では「多文化家庭」と北朝鮮からの「脱北家庭」は同じ立場にあります。
脱北家庭と多文化家庭は、父子家庭や母子家庭、低所得家庭と並んで先にサービスを受けられ、ありがたい話ですが、社会的に最も弱い立場に位置づけられます。
これが現実です。
甘くない海外生活
働くことで、この弱い立場から脱却できたと思いきや、やっぱり外国人は弱い立場だということを知らしめられます。
職を選ばなければ、働く所はきっとあるでしょうが、
・家から通勤できる範囲で
・日本人であることが生かせる仕事
なかなかこれがない…。
家庭を持って、子供がいるとその場所から離れることはなかなか難しい。
通勤範囲内で、希望の条件の仕事を探すのは外国人にとって至難の業なのです。
極めつけは年齢。
どんどん範囲が狭まります。
どうぞ若いうちに、私のようにならないよう、しっかりと準備をし、海外でも生き抜くためのスキルを備えるようにして下さい。
とりあえず、また職探しから始めます。