【韓国で働く】派遣の日本語教師の仕事と不思議なパワー

【韓国で働く】派遣の日本語教師の仕事と不思議なパワー

会社勤めを辞めて3年。

在宅勤務の仕事に就き、しばらく経ちました。

あんなに嫌だった職場での人間関係も、思い出してはちょっと懐かしく思えたり、圧倒的に人と接する機会が減りました。

ずっとこんなふうに引きこもって仕事してたら、世間から取り残されそうだなと思っていた矢先、一本の電話がありました。

日本語の仕事をやらないか、というお誘いでした。

以前も仕事の話をいただいて、時間が合わず断っていましたが、今回は時間が合ったため引き受けることにしました。

日本語を教えるのも約3年振り。

派遣の日本語教師の仕事です。

簡単に派遣の日本語教師について説明してみましょう。

 

派遣の日本語教師とは

派遣の日本語教師とは、決められた会社(団体)に行って、日本語を教えるものです。

だいたい仲介に立つ会社があり、私はそこから仕事の紹介を受けています。

メリットとしては、

・時給がいい

・教えるだけでいい

・生徒はだいたい昇進がかかっているので(評価があるので)、やる気がある

・短時間(1~2時間くらい)

デメリットとしては、

・場所が車がないと行けないような所が多い(工業団地とか)

・子供が一番手のかかる時間帯(朝か夕方)しかない

・ずっと続くことはない(契約は3ヶ月~1年くらい)

でしょうか。

子供が小さいとなかなか難しい仕事です。

 

生活のためにやっている仕事

私は今までたくさん、この派遣の日本語の仕事をしてきました。

日本語教師の中にはプライドと自信を持った方もたくさんいらっしゃいますが、私はそんなに自信がある方ではありません。

むしろ人前で話したり、教えたりがあまり得意ではなく、黙々と作業していたいタイプです。

でも、そんな私が10年以上、人前で日本語を教えています。

きっかけは夫が仕事を辞めたことでした。

当時、子供もまだ赤ちゃんで、私が働きに出ることになったのです。

その時たまたま空きがあったのが、日本語学院(ハゴン)の先生の仕事でした。

それから派遣の仕事をしたり、個人で教えたり、いろいろしました。

その後、無事に夫は再就職しましたが、私にとって日本語は好きでやる仕事というよりかは、生活のためにやっている仕事なのです。

 

やるしかないパワー

でもこの「生活のため」というのが、時としてすごいパワーを発揮するのです。

特に派遣の日本語の仕事は1人で会社に行くので、とても勇気が要ります。

大きな会社にたった1人で立ち向かうのです。

ただの外国人が、朝からマイクで50人ほどの前で教えたり、ある時は大企業の偉い方を教えたりします。

そんな時はもう、私は人前で話すのは苦手なんだとか言ってられないのです。

やるしかない!それだけです。

でも海外で、この「やるしかない」は、時にすごいパワーを発揮するのです。

火事場の馬鹿力といいますか、とにかく海外に住んでいたら、もうどうにでもなれというパワーが半端ないのです。(笑)

そうしていつも私はこの「やるしかないパワー」に守られて、日本語の仕事を続けられているのです。

 

今回の派遣先は

今回の派遣先は契約上の理由で、それほど詳しくは書けませんが、とても雰囲気のいい会社でした。

もうたくさんの会社に派遣されましたが、会社ごとに雰囲気が違い、面白いです。

そしてこれは韓国の文化のいい所で、先生というだけでとても大切にされます。

またこれから日本語の仕事のこともツイッターでつぶやいていこうと思います。