【韓国バイリンガル教育】ひらがなしか読めない娘がJLPTを受けてみた結果

小さい頃からお父さんと話す時は韓国語、お母さんと話す時は日本語、というふうに育てているうちの子。
韓国に住んでいるため、私もついつい韓国語で話しがちになり、韓国語と日本語が混ざった言葉で話すこともしばしば。
そんな我が家はいわゆるバイリンガル教育の失敗例です。
それはもう中学2年生になるというのに、ひらがなしか読めないのです!
漢字は小学生1年生レベルも危うい…
話すことだけできます。
これは親である私が、娘に日本語学習させるのを怠った結果です。
そんなひらがなしか読めない娘に「日本語学習を取り組むきっかけになれば」と、JLPT(日本語能力試験)N3を受けさせてみました。
JLPT(日本語能力試験)N3とは
N3とはこのようなレベルです。
・日常的な話題について書かかれた具体的な内容を表す文章を、読んで理解することができる。
・新聞の見出しなどから情報の概要をつかむことができる。
・日常的な場面で目にする難易度がやや高い文章は、言い換え表現が与えられれば、要旨を理解することができる。
・日常的な場面で、やや自然に近いスピードのまとまりのある会話を聞いて、話の具体的な内容を登場人物の関係などとあわせてほぼ理解できる。
うちの子は漢字がダメなので、新聞の見出しからはほぼ理解できないでしょう。
でもいいんです。力試しです。
ホームページに載っていたN3の問題例です。
以下のような問題なら、「代表」という漢字がわからなくても1~4のひらがなだけ見て、答えることができます。(笑)
でも以下のような問題は漢字がわからないので、難しいのです。(泣)
ふりがながあればラッキーですが、ふりがながなければ終わりです。
試験は1年に2回行われます。
受験料は5万ウォンと決して安くない値段ですが、まあ仕方ない。
本人のやる気もないので、テスト勉強もできないまま、いざ試験へと向かったのでした。
不買運動中でも意外と人気なJLPT
実は近くの会場は募集人数をオーバーし、他の会場を選択するしかありませんでした。
家から車で1時間近くかけて、試験会場に到着。
意外だったのは、不買運動の時期にも関わらず、受験者がとても多かったということです。
子供から大人まで、年齢層は様々です。
気になる結果は
なんと合格でした!(泣)
これで漢字がほぼわからなくても、聞き取りできる子はN3はいけるということが実証されました!
結果を見ると、やはり聴解以外はかなり点数が低かったです。
バイリンガル教育の難関は漢字
JLPT N3は合格できたものの、N2はこのままでは難しいでしょう。
漢字学習が必須になってきます。
でも中学2年生。漢字は本人のやる気が問題です。
本人が日本語の必要性に気付き少しずつ勉強してくれたらいいのですが…
親である私が、なんとかやる気を出すようにしていくしかないのでしょうか。