国際結婚の介護問題はとっても大変だよ

国際結婚の介護問題はとっても大変だよ

国際結婚は甘くないです。

冷静になって考えたら、とてもじゃないけどできないかな~と思います。

めでたく結婚したのはいいものの、韓国の場合、多くの人が嫁姑問題にぶち当たります。(笑)

嫁姑問題が解決したら、やがて子供の教育問題、そして介護問題。

今、うちはこの介護問題にぶち当たっています。

 

介護問題まで考えて結婚する人はそういないと思う

晩婚であったり、少し大人になってから結婚したならば、もうちょっとお互いの両親のことまで考えられたでしょうか?

そもそも条件考えたら国際結婚なんてできないですよね。

でも当時の私は若かったし、はっきり言ってそこまで考えていませんでした。

でも最近、私のまわりでこの介護問題がただごとではなくなっているのです。

 

日本の親の介護

私のまわりで起こっているのは、日本の両親の介護が必要となり一時帰国するケース。

これは本当に大変で、夫や子供を置いて長期間介護のために帰国するというもの。

こういう人が増えています。

この場合、兄弟がいないか、あるいは兄弟がいても共働きで忙しく、韓日夫婦は専業主婦の人が多いため、わざわざ韓国から介護に行くのです。

うちの両親は幸いまだ元気ですが、いつかは私がこのようになるのではないかと思っています…。

 

韓国の義父母の介護

日本に比べて年金制度がまだ浅く、経済的援助が必要な場合が多いです。

うちのお義母さんは今、老人病院という、日本でいうと老人ホームのようなところにいます。

要介護の状態です。

幸いお義父さんはまだは働いていて収入があり、経済的には何とかなっているようです。

介護の度合いにより、国からの援助もあるようです。

でも聞くと、中には介護をしている日本人妻の方がいるようで、私はとてもじゃないけど無理だなぁと思います。

毎年韓国で開催される、「嫁がどれだけ義父母に尽くしたか賞(손순자 효부상)」に外国人嫁も何人かいます。

外国人なのに義父母に尽くすってすごいですね。

 

長男としての位置

韓国は日本以上に長男を重んじます。

うちの夫は長男ではないので、そのことがかなり私の荷を軽くしています。

うちの長男は遠くに住んでいて、頻繁にお見舞いに来れない分、金銭的にかなりの援助を行っているようです。

何かあれば、結局最後は長男任せになってしまいます。

いいようにも使われるし、悪いようにも使われる、長男の宿命です。

 

介護問題になると以外に冷たい韓国社会

夫の兄弟は経済的に支援はしてくれますが、全然会いに来ません。

韓国は家族間の情が厚く…なんて聞きますが、介護問題になるとそうではないようです。

私なんか1年に2回は日本に帰省し、できるだけ両親に会うようにしていますが、夫の兄弟たちは同じ韓国なのに、1年に2回来るか来ないか。

実の親なのに、けっこう冷たいもんだなと思います。

でも聞いてみると、どこもそんな感じだというのです。

特に経済的に余裕がない場合、介護問題となると足が遠のくと聞きました。

都会に住んでいる夫の兄弟たちは、アパートのローンだとか教育費、地方住まいの私たち夫婦よりもっとお金がかかるので、バリバリの共働きです。

うちもそんなに経済的な余裕はないですが、義父母宅と近いという理由で、けなげにお見舞いに通っています。

血のつながってないのに、けなげに通う外国人嫁って…と思います。

私もお義母さんには過去に嫁姑バトルもあり、いい思い出ばかりじゃないですが、仕方なくお見舞いに通っているのです。

 

【関連記事】嫁姑のことをブログで書いています↓↓

まるで韓国ドラマ!韓国の嫁姑事情とうまくやるコツ

 

覚悟と強さ

国際結婚は国と国が離れている分、介護問題も大変です。

近年ちらほら聞くのが、日本の親が亡くなってから、知らせを聞いて帰国するというもの。

やっぱり親の死に目に会えないというのは辛いものです。

そして、親が亡くなったと聞いてから帰国するのは想像を絶する辛さです。

国際結婚したということは、こういうことも覚悟の上しなければならなかったのでしょう。

今更ながら実感しています。

でも「その日」はいつかはやって来るのですね。

「その日」が来る前に、覚悟と強さが必要です。