韓国は子供にやさしい国なのかを考えてみた

SNSをしていて時々見るのが、「韓国社会は子供にやさしい」というツイート。
子連れの人が韓国に旅行に訪れると、必ず声を掛けてくれるし、席を譲ってくれるというもの。
確かに…と思います。
確かに日本に比べると、子連れは席を譲ってくれるし、やさしくされます。
でも、それに気づいたのは子供が大きくなってからのこと。
当時の私はそんなこと全く感じませんでした。
旅行で感じるやさしさと、住むとわかるおせっかい…。
今回は「韓国は子供にやさしい国なのかを考えてみた」です。
外出すると怒られる
それは冬の寒い日。
子供を連れて外出したものなら、決まって声を掛けられます。
こんな寒い日にどこに行くんだ!
이렇게 추운 날에 어디 가요?
全く知らない人からです。
たいてい声を掛けるのはおばさんか、おばあさんです。
若い人は声を掛けません。
また夏の暑い日に子連れで外出したものなら、
こんな暑い日にどこに行くんだ!
이렇게 더운 날에 어디 가요?
雨の日に子連れで外出しても
こんな雨の日にどこ行くんだ!
이렇게 비 오는 날에 어디 가요?
こんなかんじです。
そんなこんなで子供が小さい頃はあまり外出できませんでした。
肌を見せると怒られる
赤ちゃんの頃、顔以外で赤ちゃんの肌が少しでも出ていたら怒られました。
素足だったり、靴下とズボンの間から肌が見えていたら、怒られました。
産後は特に、お母さんも赤ちゃんも
風に触れてはいけない
という暗黙の韓国ルールがあります。
そのため、周りが過敏に赤ちゃん連れを注意します。
アイゴ~靴下もはかないで。
아이고~양말도 안신고.
暑かったら靴下要らないし、それ親の勝手でしょ?と思いますが。
…これを愛と捉えるか、おせっかいと捉えるか?
心の持ちよう
今考えると、当時は海外で初出産で、全く余裕がありませんでした。
周りから声を掛けられるのが本当に嫌で、このおせっかいな韓国文化がとても受け入れられなかったのです。
韓国のおばちゃんたちは小さい子が気になって仕方ないのでしょう。
何気なく掛けられる言葉にいちいち過敏に反応してました。
その代表的な言葉は、
何歳なの?
몇 실이에요?
から始まり、
子供がちゃんとあいさつしなかったら、
大人にはあいさつするもんだよ。
어른한테 인사해야지~.
と言ったり。
子供が一人だけだったら、
一人だけなの?弟(妹)産まないと。
아이가 하나에요? 동생 낳야지~.
など、全く知らない人から言われることもしばしば。
これも説教と捉えるか、先輩からの助言と捉えるか…
日本は相手のことを気遣って、あえて何も声を掛けないのですが、それを冷たいと捉える人もいるし、配慮と捉える人もいます。
要は捉え方次第。
心に余裕があれば、ちょっと言われても聞き流せるけど、余裕がなければいちいち傷つく。
おおらかな心が必要
このように繊細な人は韓国の文化に耐えられないです。
実際、鬱のようになって引きこもっている日本人も多いです。
いちいち過敏に反応してたら持たないので、適当に聞き流すおおらかな心が必要になってきます。
ぶっちゃけ席を譲るだけでいい
韓国は旅行者から見たら、子供にやさしい国に見えますが、実際に住めばやさしさだけでなく、過度なおせっかいな国です。
それは感じる人によって違い、もちろん席を譲る行為はやさしさだけれども、
その後赤ちゃんについてのお説教は要らないし、
私がこうしたからあなたもこうしなさい的な助言もいらない。
つまり、席を譲るだけでいいという結論です。(笑)
でも慣れてくれば(年を取れば)、こういうおせっかいもいいなと思えるようになってくるものです。
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