韓国の中学校に通わせてわかったこと

韓国の中学校に通わせてわかったこと

韓国の公立中学校に1年間通わせて、わかったことをまとめてみました。

 

塾に通っていた子とそうでない子の差がはっきり

韓国では小学校5年生から中間期末テストがありますが、中学1年生だけ中間期末テストが廃止されました。

それは学力重視の韓国において、「学力だけでなく、もっと将来何になりたいか考える場を持つように」という政府の方針です。

・・・でもそれは表向きで、実は小テストとかテストをちょくちょく受けていました。

テスト結果も成績上位者(10位くらい?)は本人に知らせられます。

それで子供から聞いたのは、

小学校からずーっと塾に通っていた子が学年上位を占める

という事実です。

普通になんとなく塾に通っていた子ではなく、

学年上位は小学生の時からいろいろな学習塾に通い、夜遅くまで勉強してきた子たちだというのです。

そのほとんどは親が教育熱心です。

うちの場合は小学生の時、塾には行かせてませんでした。

そうでなくても韓国では中学生になると、「嫌でも勉強しなければならなくなる!」と聞いていたので、

子供の時、遊ばなくていつ遊ぶの?

と思い、思いっきり遊ばせてました。

学年1位の子がクラスにいるのですが、その子は

遊びたくても遊べなかった・・・

と言っているようです。

うちと正反対です。

でも我慢した分、学年上位となっているわけですね。

 

教育熱心とそうでない親の差がはっきり

授業参観に来ている親とそうでない親。

父母会に積極的に参加している親とそうでない親。(父母会の加入は自由)

はっきりしています。

韓国だからといってみんながみんな教育熱心ではありません。

教育熱心な親はドラマに出てくるような、バリバリなキャリアウーマン風な格好でした。

教育熱心な親はやはり経済的に裕福な親が多いようです。

 

塾は基本

というわけで、うちの子は中学生から学習塾に通わせはじめました。

韓国ではすごく遅い方です。

塾案内の相談に行くと、びっくりされるくらいです。

うちの場合は数学と英語の塾だけ通わせています。

・数学の塾 週3 月18万ウォン

・英語の塾 週3 月20万ウォン(割引で15万ウォン)

通常だと英数科目だけで38万ウォン。

うちは教育費をかけていない方です。

子供によると、家庭教師を利用している子もけっこういるそうです。

 

インターネット授業

インターネットの動画で勉強している子もけっこういます。

うちの子のお友達は塾プラス、全教科インターネットで勉強しているようです。

ぜ、全教科って…

そのお友達が視聴しているというのはこちら。

Mbest

http://www.mbest.co.kr/

なんと、1年契約 139,900ウォン、 2年契約113,900ウォン。

高い!

自己管理ができるならば、こういうのもありですね。

 

中学校の先生はあまり熱心ではない

うちの子が言うには、小学校よりも更に熱心でないようです。

いや~小学校の時も日本に比べてかなり先生は楽そうでしたが、中学校はもっと熱心でないようです。

先生にもよりますが、少なくとも日本のような長時間労働で苦しんでいるという先生の話は聞きません。

クラブ活動もないですし、定時でさっさと帰ります。

どちらかというと、大学が関係する高校教師の方が韓国は大変なのではないでしょうか。

 

クラブ活動はあることはある

クラブ活動はあることにはあります。

やりたい子がやるという感じです。

でも日本ほど頑張ってやる感はありません。

なぜなら韓国では運動ができる子はすでに運動を得意とする学校に進学するため、部活ではそれほど熱心にやりません。

 

化粧は普通

クラスの女子で化粧をしていない子は1人だけだそうです。

ティントだけは5人くらい。

その他の女子はフルメイク‼

うちの子はティントだけして行ってますが、フルメイクの日も近いでしょう。

化粧が濃いのは日本以上かも。

 

スマホと恋愛

 韓国では小学生からスマホを持っている子がほとんどで、中学校では全員が持っています。

学校に行くと預けて使えませんが、学校が終わるとスマホを使いたい放題使っています。

クラスのカカオトークグループとか、女子だけのグループとか、連絡は全てカカオトークで。

昔なら手紙で書いたであろうラブレターなんかもカカオトークで。

告白はカカオトークですまし、すぐ付き合いが成立するし、3日とかですぐ分かれます。(笑)

なんだかなあ・・・。

 

中2からは

中2からは本格的に中間期末テストが実施され、更に勉強熱がヒートアップしそうです。

高校に上がるにはほとんどが内申の成績で行くので、内申管理というものが必要になるわけです。

本人も周りに影響され、自主的に勉強をするようになりましたが、どうなることやら…

まだまだ手探りな中学校生活でした。