韓国の学生はどうして黒のロングダウンコート(ロンペディン)を着るのか?

子供の学校のホームページを見てたらびっくり!
体育館に集まっている様子が写真に写っていたのですが、
全員が黒のロングダウンコート(ロンペディン:long padding)を着ているではありませんか!
オールブラック…み~んな黒です。
そして、ふと疑問が…
韓国の学生はどうしてこんなに黒のロングダウンコートを着ているのか?
その理由を考えてみました。
気候と校則のせい
韓国の家は冬はオンドルで暖かいですが、学校はそれほど暖かくありません。
そして学校では授業中、上着を着ていてもかまいません。
自由です。
うちの子はずーっとジャンバー着たまま授業を受けているそうです。
授業中も着たままということは、ジャンバーを着たまま板書するわけです。
そう…袖部分が汚れるんです!!
真っ黒になる。
なので、韓国のお母さんは汚れても目立たないように黒いジャンバーを買うわけです。
白なんてとんでもない。
よほど寛容な親しか許しません。
その代わり、おしゃれな子は学校以外は色のあるコートやジャンバーを着ます。
環境のせい
出典 https://www.kyeonggi.com/news/articleView.html?idxno=2050365
また韓国は空気が悪く、ホコリも多いです。
駐車場も少なく、道は縦列駐車の車で溢れかえっています。
登下校でちょっと車に服が触れたものなら、すぐ汚れます。
また帰り道、トッポッキを食べたり、ラーメンを食べたりします。
服にすぐ赤いシミがつきます。
でも黒なら赤いシミがついてもわからない!
そういう環境ですから、自然と黒になるのです。
親も洗濯をしょっちゅうしたくないので、黒を薦めます。(笑)
とにかく寒い!
韓国に来ればおわかりだと思いますが、冬はとにかく寒いんです。
マイナス10度にもなる国で、ダウンコートが一番あたたかい。
そして膝まですっぽり隠れるロングが一番あたたかい。
韓国のロングダウンコートはマイナスの気温にも耐えらるよう、厚く作られています。
そういう理由でロングダウンコートとなるのです。
ロングダウンコートを着て日本と行くと、どこの雪国から来たか?という感じになります。
そういえば、娘を日本の小学校に通わせた時、
韓国のロングダウンコートを着て通ったのですが、とても不便でした。
日本では教室で上着を脱がなければなりません。
ロッカーにかさの高いロングダウンコートがなかなか入らなかったのです。(笑)
日本では学校にロングペディンはあまり適していないようです。
韓国のロングペディンの流行はいつまで続くのでしょうか。