まるでカーレース⁉韓国地方のリアルな通勤事情

まるでカーレース⁉韓国地方のリアルな通勤事情

韓国旅行でタクシーに乗った人が口を揃えて言うのが、「韓国の運転は荒い」です。

確かに荒いです。

そんな韓国で私は毎朝、車で出勤してました。

…はい、毎朝カーレースです。

そんな韓国、地方の朝出勤の様子をお伝えします。

 

地方は交通が不便すぎる

韓国でもソウル首都圏とプサンは地下鉄がありますが、地方はほとんどありません。

(テグ、テジョン、クァンジュは地下鉄が一応あります。)

韓国鉄道公社Korailという電車がありますが、これは韓国では「キチャ :기차」と呼びます。

そう、日本語で汽車。

ポッポー。

日本の電車と違い、本当にポッポーという感じで主に長距離移動に使われます。

KTXという高速鉄道もありますが、それ以外はポッポーという感じの汽車です。

田舎では車がないと生活できません。

 

朝の出勤はカーレース

なんでもっと時間の余裕を持って家を出ないのか?

いや、ハンドルを握ると人が変わるんです。

車線が多い韓国の道路は、常に車線変更しまくり。

そしてウインカーを点けない人が多いこと!

速度に合わせて、前が詰まったら隣の車線、また詰まったら隣の車線…と、

カーレースのような状態が続きます。

 

普通の道でも高速道路のよう

出典 https://m.post.naver.com/viewer/postView.nhn?volumeNo=19064973&memberNo=2508057

普通の道でも市街地や学校前を除くと、田舎道はだいたい80キロが制限速度だったりします。

朝はほとんどが守りません。

速度制限のカメラが設置されているので、その場所になるとみんな速度を落とします。

 

事故を何度も目撃

今まで通勤途中に事故を何度も目撃しました。

一番よくあるのが「玉突き事故」。

車線変更が多いので、割り込みしないようにと車間距離を縮めます。

例えばこのような道で。

出典 http://m.sh-news.com/a.html?uid=14960

右折するには右側の車線にあらかじめ行っておかなければなりません。

右折する車が多い場合、その車線は列をつくります。

韓国人は待つことが大嫌いな民族。

列をつくって待つことができない人がいます。

そしてわずかな車間距離をねらって割り込みするのです。

それを食い止めようを、列をつくって待っている車は車間距離を縮めます。

車間距離を縮めた状態でノロノロ運転して、玉突き事故が起こるのです。

 

黄色の信号は早く行け

信号の観念も日本と違います。

韓国人から習ったことは、「黄色は早く行け!」です。

黄色で止まったものなら、後ろからクラクション鳴らされます。

 

観光バス通勤

出典 https://m.blog.naver.com/PostView.nhn?blogId=mesory00&logNo=220799136131&proxyReferer=https%3A%2F%2Fwww.google.co.jp%2F

地方は大企業など大きな工場が多いです。

工場は主に観光バス通勤です。

観光バスは会社専用のバスだったり、会社と契約してるバス会社だったりいろいろです。

エリアごとに観光バスが出発し、工場前には何十台ものバスが到着します。

なので通勤時間にはこのような観光バスをよく見かけます。

地方で何もない所で人が列を作っていたら、それは観光バスを待っているんです。

 

ショベルカー通勤

出典 https://www.bobaedream.co.kr/view.php?code=best&No=124448

地方ではショベルカーなどの工事現場で使うような車が普通に車道を走っています。

工事現場の人もショベルカーに乗って出勤するんですね。

規制はないんですかね…

これによって渋滞となります。

 

最初はびっくりしたんですが、慣れとは怖いものです。

今はこんな交通事情もずいぶん慣れました。

ハンドルを持つと性格が変わるのは、かなり影響されています。

前に日本に帰ったとき、友達に「そんな性格だったっけ?」と言われました。

自分も知らないうちに、せっかちな性格になっているようです。