韓国は勉強熱心な国だと思う

韓国は勉強熱心な国だと思います。
もともと受験熱が熱いことでも知られていますが、大学で勉強が終わるのではありません。
大学受験を終えても就職試験、就職試験を終えても昇進試験、スキルアップのための資格試験…と限りなく続く試験、試験、試験。
そんな韓国の勉強熱心さをお伝えします。
韓国人は早朝から勉強する
私はかつて語学スクールで日本語教師として2年ほど勤務していました。
朝の授業は3コマ、夜の授業は3コマありました。
朝の授業
6:30~
7:30~
8:30~
*50分授業
早朝6:30からの授業なんて、生徒さん来るのか⁉と最初は思いましたが、早朝が一番多いんです!
席も15人くらい入れば満員の教室に、ぎっしり入っていたこともあります。
早朝の授業を受けている人は、ほとんどが会社員です。
会社に出勤する前に授業を受けていくのです。
韓国の会社員は早朝に英語などの語学系を勉強する人が多いです。
少しの時間を利用して勉強する姿は見習うものがあります。
やがて7:30~の授業は大学生が多くなり、8:30~は主婦や趣味で習う人が多くなっていきます。
会社の早朝授業
またある時は会社に行って日本語を教える派遣講師をしていました。
いろいろな会社に行き、出勤前か退勤後に授業をするのです。
語学が必要な会社がよくやる手段です。
日本語だったり、中国語、英語と、いろいろな講師が早朝から会社に出入りします。
朝から勉強熱心なことです。
政府からの支援で習い事ができる
韓国では在職中でも中小企業労働者や非正規雇用労働者は、政府からの支援を受け習い事に行くことができます。
韓国語で「내일배움카드(明日習うカード)」といいます。
その制度を利用して語学を学んだり、スキルアップのための習い事をする人がいます。
私もかつて会社勤めしながらこの制度を利用し、パソコン教室に通っていました。
韓国人と結婚した結婚移民者もこの制度を受けることができます。
夜のパソコン教室はスキルアップのために通う会社員で溢れていました。
就職活動中にもこの制度は利用でき、学生も多かったです。
こういう制度は韓国はすごいなと思います。
早起きは三文の徳
早起きは三文の徳といいますが、本当にそうだと思います。
早朝授業に来ていた人は、会社の社長さんだったり、学校の先生だったり、忙しい人ばかりでした。
ある程度社会的地位のある人はやはりそれなりの努力しています。
時間が足りないので、早朝しか時間が取れないんですね。
韓国の早起き文化、私も頑張ろうと思わされます。
いくつになっても努力は必要ですね。