園児から体験!韓国の打ち上げ文化

韓国では何かひとつの大きなことが終わると、打ち上げをして慰労する文化があります。
韓国語で打ち上げのことを
뒤풀이(ティプリ)
といいます。
뒷풀이と書く人もいますが、正確には뒤풀이が正しい韓国語です。
(韓国人も間違って使っている人がいます。)
その文化はなんと保育所から!
今回はそんな、韓国の打ち上げ文化を紹介しようと思います。
生まれて初めての打ち上げは保育所で
うちの子は近所に保育所があったので、そこに通わせていました。
2学期が終わろうとしている時、保育所から1枚のプリントが配られました。
終業式にお子さんの好きなお菓子を持たせてください。
よくわからないので、保育所に電話しました。
すると、園長先生は
韓国では何か一つのことが終わると、打ち上げをする習慣があるんです。
と説明してくださいました。
なるほど~と思い、お菓子を持たせた記憶があります。
小学校でも終業式で打ち上げ
終業式の日には先生や親がお菓子を準備し(お金がどこから出ているかは謎)、学校で食べたそうです。
ピザやチキンを注文して、みんなで食べるクラスもあったそうです。
小学校でお菓子なんて、日本では考えられませんね(笑)
何かひとくくりのことが終わると、美味しいものを食べて慰労する文化が子供の頃から定着しているようです。
日本語の授業でも
私はかつて日本語教師をしていました。
ある企業の出講授業でも、この文化を経験したことがあります。
それは初級の本が終了し、中級の本に移る時。
ある生徒さんから、
先生、本が終わったんだし打ち上げはしないんですか?
と言われました。
実はこの頃、打ち上げ文化は知っていたのですが、朝7時半からの授業で、しかも会社で、打ち上げはいいかと思い、
そのまま次の本に移ったところ、いきなり指摘されてしまいました。(笑)
またある生徒さんから、
韓国では本が一冊終わったら、打ち上げをするんですよ。
と。またまた丁寧に韓国の文化を教えて下さいました。
まあ、会社の授業なので、昇進のため仕方なく授業をとっている人もいて、朝から授業をやりたくなかったためでもあるでしょう。
でも朝から、どんな打ち上げをしろと言うのか!
確かその日は雑談をして、ゲームをして終わった気がします。(笑)
娘の塾でも
うちの子が通っている塾でも教材が一冊終わると、塾でトッポッキとかピザとかを食べるようです。
一冊終わらなくても、何かの試験が終わるたび、よく塾でごちそうになっています。
みんなでおいしいものを食べながら、「お疲れさま、これからも頑張ろう!」という意味を込めてこのような文化が小さい頃から根付いているんですね。
大人になると飲み会
大人になるとお酒が入るようになり、
飲み会=회식(フェシク)
となります。
これが会社の飲み会だと仕方なく参加する感じになりますね…。
断りづらい会社の회식(フェシク)は日本と似たような飲み会文化です。
でも韓国の方がお酒に強い人が多く、回数が多い気がします。(会社によります)
以上、園児から体験!韓国の打ち上げ文化でした。