【韓国の不思議】近所に占い師の家が!韓国の占いについて

韓国で占いはチョム(점)といいます。
占いを信じている人は多く、例えば結婚できなかったり、事業がうまくいってなかったり、
人生で行き詰まったりすると占いに行く人が多いようです。
今回は韓国の占いについてご紹介します。
占いには大きく2種類
韓国人がよく行く占いは2種類あります。
・사주(サジュ):四柱推命
・무당(ムダン)/ 무속(ムソク)/ 신점(シンチョム):霊が体に入ってきて占う
明洞などのカフェにある、日本人観光客に人気な占いカフェはサジュと呼ばれる四柱推命の方です。
四柱推命はそれほど怪しくありませんが、ムダンの方はかなり怪しいです。
四柱推命
日本から来た友達が行きたいというので、一度明洞の占いカフェに行ったことあります。
四柱推命には必ず、
・何年何月何日何時に生まれたか
*自分の生まれた時間まで占い師に伝えなければなりません。
このためほとんどの韓国人は自分の生まれた時間まで知っています。
もし韓国に来て占いカフェに行くなら生まれた時間まで知っておく必要があります。
私が行った明洞の占いカフェは日本語通訳もあるカフェで、占い師は普通のおばさんでした。
ちなみに韓国人はこういった占いカフェは若い人が遊び半分で行く占いととらえています。
四柱推命は普通の人でも勉強すればできます。
なので、ちょっと本で勉強した占い師が、商売目当てにお店を出している場合があり、当たらないこともしばしばあります。
韓国の古い街を歩いていると、철학관(哲学館)とも呼ばれる家がありますが、
韓国で哲学館は哲学を教える所ではなく、四柱推命で占う所です。
四柱推命で占ってもらうなら、韓国人はこういった哲学館に行くようです。
改名で運命を変える
四柱推命から見ると、その人の運命は決まっていて、それが何かを見てもらいます。
もし四柱推命で見た運命が悪いものだったなら、その運命を変えるために改名をします。
韓国人で改名する人が多いのはこのためです。
また四柱推命から見た運命が決まっているならば、その運命を少しでも良いものにしようと四柱推命から赤ちゃんの名前をつける人がいます。
なので赤ちゃんの名前をつける作名所が哲学館と一緒になっている場合が多いです。
ムダン(霊を見て占う)
夫の実家近くには実はこのムダンの家が3件ほどあります。
私もかつてこの付近に住んでいたのですが、その家の人と話したことも、外で歩いている姿も見たことはありません。
その正体は謎です。
ムダンの家の目印
よくわかるように、こんな旗が立ててあります。
卍印の旗、赤と白の旗、花とかが竹の棒に付けられ、立てかけられています。
白の旗は占いだけ、赤の旗は除霊までできるという意味のようです。
ぱっと見て、「ちょっと怪しいな」と思う家です。
とにかく謎
http://well.hani.co.kr/550022
わかるのはだいたいが女性で、太鼓をドンドン、鐘をカンカン鳴らしながら、昼間うるさくお経のようなものを唱えています。(笑)
霊のことを韓国ではキシン(귀신)と言い、
悪霊を取り除くことをキシンチャプタ(귀신 잡다)と言います。
運勢が悪かったり、健康が悪化したり、良くないことが続くと悪霊のせいだと思い、悪霊を取り除いたりもできます。
だいたいが一軒家で営業されており、人気の家は朝から行列ができるほどです。
ムダンの占い師は勉強してなれるものではなく、生まれながらに霊と通じた人だけがします。
…とにかくその世界は謎です。
一般的に年配の人はかなりの確率でこういった占いを信じています。
子供が結婚できなかったり、人生がうまくいかなかったり、年が変わるとその年の運勢を見てもらいに、行きつけの占い師のところへ行く人もいます。
韓国は日本よりずっと占いを信じているようです。
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