韓国は小学生からパワーポイントを使いこなす

韓国では小学校から授業でパワーポイントを使います。
パワーポイントのことを韓国では ppt(ピーピーティー)と言います。
今回は実際に韓国の小学校でどのくらいパワーポイントが使われているか、うちの子が小学生のときのエピソードを交えてお伝えします。
パワーポイントで宿題提出
パワーポイントの宿題提出が始まったのは、4年生からでした。
担任が若い先生だったこともあります。
国語の授業で「私の好きなもの」というテーマで、パワーポイントを作成して発表するという課題が出ました。
既に学校ではコンピューターの時間に、パワーポイントを習っていましたが、
うちの子はパソコン教室にも通わせてなかったので、親の助けなしではちょっと難しいかな、という状態でした。
あとでママ友に聞いてみると、案の定、その宿題が出た夜はどの家も親がパワポ作成に必死だったようです。(笑)
6年生ではパワポを使った発表が多くなる
6年生の担任は、中学生になると発表や討論式の授業が増えるため、それに備えての授業をするという先生でした。
なので、パワーポイントを使った課題がぐっと増えました。
主に班ごとにパワポにまとめて発表という形でした。
パソコンを使わなければならないので、週末に誰かの家に集まって作成するという感じでした。
時代に合った授業スタイル
6年生の担任は40代くらいの男性でしたが、すごく時代に合った授業をしていらっしゃるなと思いました。
それは社会の授業で、「私が行きたい国」をパワーポイントで発表するという課題でした。
その先生は
・韓国からその国まで飛行機のチケット、ホテル代はいくらか
・どのアプリ、サイトを使えば安く行けるか
・どうしてその国に行きたいか
・その国には何があるか
など、実際にその国に行くとなれば、具体的にどうやって予約し、どのようにして行くかまでの発表でした。
私も知りたくなるような内容でした。
昔ながらの日本の授業
実は日本に一時帰国し、日本の小学校に通わせていた頃、日本でも同じような授業がありました。
社会の授業で好きな国を選んで、その国の特徴を班でまとめて発表というものでした。
でも日本ではこうでした。
・パソコンは使えず、図書館の本などで調べる
・模造紙に書いて発表
・図は絵に描く
それでうちの子が、「パソコンも使えないでどうやって調べるの?」と言っていたのを覚えています。
日本の小学校で思ったのは、教師もパソコンを使った授業をせず、昔ながらの黒板授業だということでした。
でも今の時代、パソコンには世界の溢れんばかりの情報があり、パワーポイントのような便利なツールがあるのに、
模造紙に手書きで、しかも図もわざわざ描いて…という昔ながらの授業にびっくりしました。
小学校の図書館では限界があるのではと思いました。
もちろん、昔ながらで学ぶべきこともあります。(字はきれいに書くとか?)
でもとにかく、私が学んだ頃のままだったのです。(そう昭和…)
中学の授業はパワーポイント必須
先日も家庭科の授業での課題はパワポを使っての発表でした。
栄養について、各自パワーポイントにまとめて発表でした。
中学生になると、こういった発表が増えてくるようです。
日本のアナログ化は衝撃でしたが、人によって考え方は様々かもしれませんね。
いずれにせよ、理解できたらいいのですから。
私は便利な時代ならば、もっと便利に使えばいいのになと思ったのでした。