結局はお金⁉韓国のお金にまつわる話

韓国ではお義母さん、お義父さんの誕生日に現金を渡すのは失礼ではありません。
今回は韓国のお金にまつわる話を実際のエピソードを交えて紹介したいと思います。
お義母さんの誕生日に言われた一言
それは私が結婚して間もないころ。
お義母さんの誕生日に服を買ってプレゼントしました。
でもお義母さんは、
「ありがとう。」と一旦喜んだものの、「でも次回からはお金でいいよ」と…。
わ~お。
当時私は日本語教師をしていたので、この話を生徒さんたちに話すと、
「韓国では義父母や両親には現金でのプレゼントが一般的ですよ。」と言われたのでした。
「現金が一番喜ばれます。」とみんな口を揃えて言うのでした。
それ以降、義父母の誕生日プレゼントは現金にしています。
…まあ、プレゼントを何にするか、悩まなくていいですけどね。
お金のプレゼントいろいろ
最近はお金を渡すにもいろいろな方法があるみたいです。
お金ケーキ
サプライズも込めて、親の誕生日、還暦祝いなどで人気のようです。
もうすぐ秋夕(チュソク)ということで、チュソクの贈り物で札束ケーキが売られていた。サプライズにどうぞだって😅#秋夕 pic.twitter.com/RFWkR8dQzV
— koreanlife (@koreanlife007) August 30, 2019
https://www.coupang.com/
カーネーションとお金セット
びっくりです!こんなふうにお札を一枚一枚入れるんですね。
お金びっくり箱
お金をつなぎ合わせて、トイレットペーパーのように丸めておきます。
開けたらびっくりですね。
https://www.10×10.co.kr/
お金のたまご
プラスティックの卵型にお金を折って入れるようです。
「卵買ってきたよ~」と言って渡すのでしょうか。
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もちろん普通のプレゼントを渡す人もいます。
恋人同士は物をプレゼントしますが、熟年夫婦になるとだんだん現金が多いようです。
ニュースでもお金の報告
韓国のニュースを見ていると気になるのが、
火事が起こったニュース。
火事よりも熱心に伝えるのが、「約1億ウォンの財産被害がありました。」と財産被害額まで伝えることです。
最初はびっくりしましたが、だんだん慣れてきて、1,000万ウォンの被害額ならそれほど燃えなかったんだ…と、
被害額によって火事の規模を理解するようになりました。
知らない人からお金をもらう
韓国ではあいさつをとても重要視します。
特に年上の人へのあいさつはとても重要です。
子供は小さい時から배곱인사(おへそあいさつ)というあいさつを学びます。
それは、お腹に両手を当てて、お辞儀をするというあいさつです。
http://news.kmib.co.kr/article/view.asp?arcid=0009333935
小さい子がこんなふうに「アンニョンハセヨ」と大きな声であいさつを上手にすると、
とても褒めてもらえます。
そして全く知らない人でもこのあいさつをすると、お小遣いがもらえたりします。
だいたいは1,000ウォンくらいですが、10,000ウォンをもらうこともありました。
その他にもお金!お金!お金!
長年住んでると、やはり結局はお金か…と思うことがよくあります。
まずは子供の将来の夢。
「お金をたくさん稼げる仕事につけ!」と韓国の親は子供に教えます。
子供も子供で「お金をたくさん稼げる仕事につきたい」と漠然と思っています。
まわりの子の影響で、うちの子は「この仕事とこの仕事はどちらがお金をたくさん稼げるの?」と聞いてきます。
う~ん。
私は子供の頃、ケーキ屋さんが夢だったようですが、韓国じゃ人気のない職業となります。
それは大手チェーン店にやられて個人店はどんどん潰れていっているからです。
子どもに罪はなく、幼いときからとても現実的なのです。
保育士をしていた韓国人の友人は、結婚するのに保育士だと相手の親に認めてもらえず、
公務員試験を受けて、ようやく結婚を認めてもらえました。
ちなみに結婚相手の方は医者です。
ドラマのようですね。
韓国社会は貧富の差が激しく、職業差別もかなりあると感じます。
父親が大企業に勤めている子は友達にも
「僕のお父さんはサムソンに勤めているんだ!」と自慢します。
うちの子も「○○君のお父さんはサムソンに勤めているんだって」と話します。
スキャンダルとなっている大学不正入学にしても、カンナム区ではよくある話で、
あれは高額の入試コンサルティングに任せた結果です。学校が委託したのかな?
富裕層のすることは庶民には理解できないことがよくあります。
以上、お金にまつわる話でした。