結局はお金⁉韓国のお金にまつわる話

結局はお金⁉韓国のお金にまつわる話

韓国ではお義母さん、お義父さんの誕生日に現金を渡すのは失礼ではありません。

今回は韓国のお金にまつわる話を実際のエピソードを交えて紹介したいと思います。

 

お義母さんの誕生日に言われた一言

それは私が結婚して間もないころ。

お義母さんの誕生日に服を買ってプレゼントしました。

でもお義母さんは、

「ありがとう。」と一旦喜んだものの、「でも次回からはお金でいいよ」と…。

わ~お。

 

当時私は日本語教師をしていたので、この話を生徒さんたちに話すと、

「韓国では義父母や両親には現金でのプレゼントが一般的ですよ。」と言われたのでした。

「現金が一番喜ばれます。」とみんな口を揃えて言うのでした。

それ以降、義父母の誕生日プレゼントは現金にしています。

…まあ、プレゼントを何にするか、悩まなくていいですけどね。

 

 

お金のプレゼントいろいろ

最近はお金を渡すにもいろいろな方法があるみたいです。

お金ケーキ

サプライズも込めて、親の誕生日、還暦祝いなどで人気のようです。

https://www.coupang.com/

カーネーションとお金セット

びっくりです!こんなふうにお札を一枚一枚入れるんですね。

 

お金びっくり箱

お金をつなぎ合わせて、トイレットペーパーのように丸めておきます。

開けたらびっくりですね。

 

https://www.10×10.co.kr/

お金のたまご

プラスティックの卵型にお金を折って入れるようです。

「卵買ってきたよ~」と言って渡すのでしょうか。

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もちろん普通のプレゼントを渡す人もいます。

恋人同士は物をプレゼントしますが、熟年夫婦になるとだんだん現金が多いようです。

 

ニュースでもお金の報告

韓国のニュースを見ていると気になるのが、

火事が起こったニュース。

火事よりも熱心に伝えるのが、「約1億ウォンの財産被害がありました。」と財産被害額まで伝えることです。

最初はびっくりしましたが、だんだん慣れてきて、1,000万ウォンの被害額ならそれほど燃えなかったんだ…と、

被害額によって火事の規模を理解するようになりました。

 

知らない人からお金をもらう

韓国ではあいさつをとても重要視します。

特に年上の人へのあいさつはとても重要です。

子供は小さい時から배곱인사(おへそあいさつ)というあいさつを学びます。

それは、お腹に両手を当てて、お辞儀をするというあいさつです。

http://news.kmib.co.kr/article/view.asp?arcid=0009333935

小さい子がこんなふうに「アンニョンハセヨ」と大きな声であいさつを上手にすると、

とても褒めてもらえます。

そして全く知らない人でもこのあいさつをすると、お小遣いがもらえたりします。

だいたいは1,000ウォンくらいですが、10,000ウォンをもらうこともありました。

 

その他にもお金!お金!お金!

長年住んでると、やはり結局はお金か…と思うことがよくあります。

まずは子供の将来の夢。

「お金をたくさん稼げる仕事につけ!」と韓国の親は子供に教えます。

子供も子供で「お金をたくさん稼げる仕事につきたい」と漠然と思っています。

まわりの子の影響で、うちの子は「この仕事とこの仕事はどちらがお金をたくさん稼げるの?」と聞いてきます。

う~ん。

私は子供の頃、ケーキ屋さんが夢だったようですが、韓国じゃ人気のない職業となります。

それは大手チェーン店にやられて個人店はどんどん潰れていっているからです。

子どもに罪はなく、幼いときからとても現実的なのです。

 

保育士をしていた韓国人の友人は、結婚するのに保育士だと相手の親に認めてもらえず、

公務員試験を受けて、ようやく結婚を認めてもらえました。

ちなみに結婚相手の方は医者です。

ドラマのようですね。

 

韓国社会は貧富の差が激しく、職業差別もかなりあると感じます。

父親が大企業に勤めている子は友達にも

「僕のお父さんはサムソンに勤めているんだ!」と自慢します。

うちの子も「○○君のお父さんはサムソンに勤めているんだって」と話します。

 

スキャンダルとなっている大学不正入学にしても、カンナム区ではよくある話で、

あれは高額の入試コンサルティングに任せた結果です。学校が委託したのかな?

富裕層のすることは庶民には理解できないことがよくあります。

以上、お金にまつわる話でした。