韓国の学生はボランティア活動を1年で20時間しなければならない

現在、うちの子は中学1年生。
中学生になって初めてわかったことは、韓国では中学と高校の6年間、ボランティア活動が義務化されているということ。
1年間でボランティア活動しなければならない時間は、なんと20時間!!
最低20時間です!
これをどうするか、、、
ボランティア活動をしなければならない…というプレッシャー
うちの子の学校の場合、20時間のうち、10時間は学校でボランティア活動をしに行くというので、
残りの10時間は自分で申し込みして行かなければなりません。
私も子供も初めてのことで、あたふたとボランティア活動の申し込みというものをしてみました。
ボランティア活動といっても、勝手にゴミ拾いとかはダメなんです!
政府のボランティアサイトに登録されたボランティア活動のみ、時間認証されます。
申し込みサイトについては以前にも書きました。ご参考までに。
【韓国在住ママ必見】韓国の教育制度はこうなっている!(中学校編)
うちの子が選んだボランティア活動
・夏休み奉仕活動アカデミー(2時間)・・・ボランティア活動の紹介、方法などの教育
・正しいインターネット文化を拡散させるキャンペーン(3時間)・・・サイバー暴力防止教育と、野外キャンペーン参加(具体的にはわかりません)
・愛のパン作り(3時間)・・・パンを作って、そのパンが地域の貧しい子供に配られるというもの。パン作りするだけです。
「あと2時間どうする?」となっていたところ、
学校でじゃんけんに勝って、スマホ集め係になったというのです!
スマホ集め係!?
朝、学校に行ってスマホ保管かばんを職員室から持ってきて、みんなにスマホを入れてもらうというもの。
回収できたら、かばんを職員室に持っていき、下校時にみんなに渡す係です。
なんと!これを冬まですると、奉仕活動2時間に認められるというんです!!
ヤッター
これで合計10時間となり、1年間のボランティア活動をクリアできそうです。
学校でボランティア活動と認定される係
学校によって違いますが、これを1学期間すると、ボランティア活動2時間に認められるという係です。
・クラス委員長
・クラス副委員長
・黒板消し係
・スマホ集め係
・牛乳配り係・・・朝牛乳が配られるそうです。
・電気、エアコンのスイッチ、戸締まり点検係・・・移動教室が多いため、あるのだそうです。
なんでもこれらはすごい競争率だそうで、じゃんけんに勝った子しかできないというのです!
選ばれし6人ですね。
まとめ
本来、ボランティアって…もっとこう、湧き出る思いからやるものだと思うんです。
東日本大震災のとき、ボランティア活動した人ってテレビを見て、いてもたってもいられなかったし、
せめて何かできることがあればと、行ったと思うんです。
でもこの学生のボランティア活動は単に時間を埋めるためのものだけになっている気がします。
もちろん、この時間を埋めながら、何か感じてほしいというのが狙いなんだと思いますが…
う~ん、これを高校3年生まで6年間やるのは大変だなという印象です。
高校生になると、内申を上げるために更に多くの時間ボランティア活動をしなければならないみたいですし、先が思いやられます。