【韓国で働く】韓国で日本語教師、働き口11選

韓国で日本語教師として働くとしても、働き口はい~ろいろあります。
日本で日本語関係の専攻で卒業した人。
日本語教師の資格を持っている人。
更には修士、博士課程まで取ったバリバリ日本語教師さん。
な~んにも持っていないただの日本人。
教える側も様々です。
韓国では基本的に4年制大卒なら日本語教師として働けます。
短大や専門大卒でも働いている人もいますが、働く場所も限られてきます。
働く場所が限られるため、4年大卒の資格を取るためだけに通信制などの大学に通い直す人もいるほどです。
今回はそんな日本語を武器に働く人の働き口についてです。
1.小学校・中学校・高校の放課後授業
小学校、中学校、高校の放課後授業での日本語講師です。
誰でもと言っては誤解がありますが…経験があまりなくても教えることができます。
小学校・中学校のホームページに講師募集をしていたら、そこに応募したらいいですし、地域の教育庁のホームページから募集している場合もあります。
紹介の場合もありますし、自分から売り込みに行く人もいます。
お子さんがいるなら、お子さんの学校の放課後授業の日本語講師として働いている人もいます。
時給は3万ウォンくらい。交通費は支給されませんでした。
子供好き、子供と触れ合いたい人には向いていると思います。
ただ私は向いていませんでした。
多くの子供は放課後ということもあり、放課後授業はかなり開放的になります。
つまり、ざわついた中で子どもの統制をしなければならないし、日本語も教えなければならない。
かなり体力使いました…。
時給5万ウォンくらいでもいいんじゃないかと思いました。(笑)
でも近くに学校があると、交通費もかからないし、いい働き口ですね。
問題は夏休みなどの長期休みには休む場合があり、お給料が支払われないこと。
または休みだから、集中特別授業をしなければならないことです。
2.地域の施設・図書館での日本語講座
どこの地域にも市や道の施設でいろいろな講座を習うところがあります。
たいていは主婦や定年後の人が習うかんじですが、1講座2~3か月、有料でいろいろな講座を受講する施設があります。
図書館の場合は受講料が無料という場合もあります。
これらの日本語講師は受講者の年齢層が高い為、韓国語がある程度できる方が好まれます。
経歴もそこそこ必要で、時給は3万ウォン程度です。
こういう地域の施設で日本語を教えるメリットとしては、他の仕事口を紹介されたり、個人授業を頼まれることがあります。
また単に日本語を教えるというよりは、おもしろい話をしたり、世間話をしたり、社交的な人に向いています。
受講料が無料の場合は、生徒は集まりますが、生徒の質が落ちます。
無料の分、簡単に休んだり、学習意欲が落ちます。
ホームページで講師募集期間がありますが、自分から売り込むのも手です。
3.住民センター(洞・面事務所)の日本語教室
住民センターでは地域貢献、才能寄付という意味で教える人がいます。
ほぼボランティア精神で教えます。
時給は洞・面事務所によって違いますがかなり安いです。
対象はほぼお年寄りです。
メリットとして、地域の役に立てる。
洞・面事務所の人に顔を覚えてもらうことができます。
これは自分で売り込むしかないと思います。
4.保育所・幼稚園の日本語授業
募集はあまりしておらず、園長先生の紹介で仕事をする人が多いです。
保育士の方で幼稚園で働いている方を知っていますが、日本の童謡などを歌ったり、踊ったりして教え、教材は自分で作ってました。
時給はそれほど高くないようです。
ご自身のお子さんの幼稚園で教えている方もいます。
子供好きならいいですね。
5.マート・デパートの文化センターでの日本語講座
そこそこの経歴が必要ですが、それほど厳しくありません。
定員何名以上で開講ですので、人気のない講座は開講できない場合があります。
時給は3万ウォンくらい。
対象はほぼ主婦なので、主婦層に合わした面白おかしく授業できるスキルが求められます。
また受講料が有料であるため、それなりの授業をしなければなりません。
韓国語もある程度必要ですね。
人脈が広がったり、情報を得られる面はメリットだと思います。
6.大学の生涯教育院での日本語講座
どこの大学でもだいたい夜に行われる、一般向けの「生涯教育院/평생교육원」という講座があります。
受講者は大学生ではなく一般の人が参加できるようになっています。
その数多くある講座の中に日本語講座があります。
大学講師などがしている場合もありますが、募集している場合もあります。
受講者は社会人などやや高齢者多めですが、そこそこの経歴があれば出来るかと思います。
こちらも1時間3万ウォンほどです。
7.日本語学院
これは誤解があるかもしれませんが、健康なら誰でもできます。
だいたい随時募集しています。
たいていは朝授業、家に帰って、夜授業と、1日に2回出勤します。
フルで働いても給料は安いです。
このため体力勝負で、経歴よりも若い人(見た目がいい人)が好まれる傾向にあります。
これは他の記事で詳しく書いているのでご参考になさって下さい。
↓↓↓詳しくはこちら。
8.会社の派遣日本語
日本語教師を派遣する会社があり、そこからいろいろな会社に派遣され、そこで日本語を教えます。
求人で募集しています。
時給は3万ウォン~。(経歴に応じて)
以前にも紹介したことがあるので、説明は省略します。
↓↓↓詳しくはこちら。
9.日本語学科がある大学・専門学校
教員として雇われる場合、そこそこの学歴と経歴が問われ、年俸も良くなります。
大学によっては時間給で雇うところもあります。
ただ紹介が多く、空きがあまりありません。
10.日本語がある中学・高校、外国語高校
教員免許+日本語教師の資格があれば有利です。
募集もありますが、紹介が多いです。
外国語高校のネイティブ講師でなら韓国語ができなくても大丈夫です。
11.個人授業
バリバリするなら教育庁に届け出した方がいいかと思いますが、ほとんどが届けずにやっています。
価格設定など、好きなようにできます。
好きなようにできる分、価格交渉など厄介です。
↓↓↓詳しくはこちら
きちんとした教育機関で教える以外は日本語教師の資格がなくても働いている人が多いです。
修士・博士までの学歴があれば、更に条件のいい日本語教師の職に就けます。
でも日本語教師は悲しいことにお金が稼げません!!
そもそもフルタイムで働くところがあまりありません。(泣)
そしてどんなに経歴があっても時給はほぼ同じです。(泣)
そういう意味では初めてでもどんどん挑戦できる仕事です。
また教え方が認められると、個人授業をお願いされる場合もあり、新たな働き口を紹介してもらえる場合もあります。
また韓国では日本語教師をする上で人脈がとても重要です。
なかなか厳しい世界ですが、日本語の働き口、ご参考になさって下さい。
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