韓国から日本の小学校へ体験入学させてみた。

海外在住でも2重国籍の子は義務教育期間、日本の学校に通うことができます。
うちの子は小学校3年生から、その制度を利用しています。
「体験入学」と言うと思いますが、正式な名前はわかりません。
ちょうど韓国は冬休みが長いので、その長い冬休みを利用して、日本に「体験入学」させることができます。
今回はこの日本への「体験入学」について。
申請方法は?
手続きは簡単で、事前に学校に連絡し、学校から渡された体験入学の申込書を提出すればいいだけです。
詳細は市町村によって違うかもしれません。
私は一番最初に学校に連絡した時、子供の簡単な自己紹介書を作成しました。
その時「どうして日本の学校に通わせたいのか」、「何のために通わせたいのか」、具体的に書いて通わせたい意思も学校側に伝えました。
もちろん、これらは日本には住んでいないため、親にプリントアウトしてもらって、学校に持って行ってもらうのですが…ちょうど親が地域の役員をしていた為、校長先生とも顔見知りで手続きがスムーズにいきました。
学校側は期間をまず聞いてくるので、飛行機のチケットを取って、期間がしっかり決まってから申請書は提出します。
費用はいくら?
費用はかかりません。
うちの子は毎年1カ月ほど体験入学するので、「上履き」「体育館シューズ」「給食服」は購入しました。
短い期間なら購入しなくてもいいかと思います。
かばん、体操服などちょっとお金がかかるものは何でもいいと言って下さり、教科書も学校にあるもので何とかなると毎回貸してくださいます。
ドリル、給食費、図工の材料費は払いました。
体験入学ってどんな感じ?
初めて通わせた時は、その小学校も体験入学が初めてで、担任の先生以外に韓国語が少しできる担当の先生が一人付きました。
授業中にわからないことがあれば、その担当の先生が教えてくださいました。
うちの子は聞き取りはできるのですが、読み書きはあまりできません。
なのであまりにも難しい漢字テストの時間や、空いた時間には学校で用意してくださったドリルをしていたそうです。
小3の時はカタカナすら完ぺきではなかったため、ドリルはカタカナや低学年の漢字などをしていました。
文化の違いに驚き
韓国と日本の学校の違いはかなりありました。以下、子供から聞いた日本の学校で驚いたことです。
・朝8時までに行って、運動(大縄跳び)をする。
・マイぞうきんを持って行って、椅子の脚にかけておく。
・掃除のとき、床を雑巾がけする。→韓国では棒付きのモップで床を拭く
・給食時間、給食当番が取り分ける。
・6年生送る会がある。練習をかなりする。
・行事が多い。
・板書が多い。→韓国ではパワーポイントで授業することが多い。
・教室ではジャンバーを脱がなければならない。
文化の違いに戸惑いつつも、楽しんでいたようです。
何よりも日本の友達ができるということが、とっても嬉しいようです。
以上、体験入学についてお伝えしました。
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