韓国で個人で日本語を教えるなら

日本語の個人授業は韓国に来て間もない頃から始めました。
韓国語がわからなくでもできる、一番手っ取り早いバイトだったからです。
ここでは私がやってみた個人授業について書いてみたいと思います。
日本人なら誰でもできる仕事
これは個人授業を本職にしている人には本当に失礼かもしれませんが、日本人なら誰でもできる仕事だと思っています。
それは、どんなに日本語教師の資格をもっていても、どんなに学歴があり経験豊富でも、個人授業の生徒さんはあんまりそこを求めていないからです。
むしろ友達みたいになれる人とか、フレンドリーな関係を求めてきたりします。
韓国に来て間もない、日本人っぽさがまだ残っている人の方が生徒さんには受けがいいです。
例えば、経験や経歴に合わせて授業料を高く設定したとします。
そうすれば生徒さんはごくわずかしか来ません。
これは習う人のほとんどが、社会人、主婦、大学生だということも関係しています。
この人達は授業料は安く、フレンドリーな関係も求めてきます。
授業料を高く設定すれば、生徒さんはわずかしか来ず、安く設定すれば生徒さんはたくさん来る、という仕組みです。
ベテラン日本語教師さんは社長さんなどのVIPを2~3人確保し、教える方が賢いです。(笑)
でもそのVIPさんがやってくる確率はごくわずかですが。
中高生対象の個人授業
ただ、中学生や高校生に教えるのはまた別です。
経験や経歴のある人が好まれます。
韓国は子供にかける教育費はすごいもので、中高校生を対象にした個人授業は授業料をある程度高く設定しても生徒さんは来ます。
韓国の親は子供の進学のためなら、惜しみなく投資する傾向にあるため、高校進学や大学進学のための日本語個人授業はお薦めです。
ただ、JLPTやEJUといった試験で結果を残さないといけないため、責任重大でもあります。
子供対象の個人授業
日本語講師の資格があるからといって、誰でもできないのが子供です。
子供の授業は別枠です。
私は子供は無駄な体力を使うため絶対しませんが、私の知っている人で日本で幼稚園の先生をしていた人がいます。
その人は歌を歌ったり、遊ばせながら子供に日本語を教えるのがすごく上手でした。
子供に日本語を教えるというのは、子供を上手く操るという、また別の能力も問われます。
生徒さんの募集の仕方
個人授業をやるとなると、いちばん問題なのが生徒さんの募集です。
顔が広い人ならいいですが、そうでないとなかなか大変です。
韓国社会で重要なのは人脈ですが、来たばかりだとそれがない。
そこで私が利用したのが、「カペ」です。
カペは日本語でカフェですが、喫茶店ではなく、オンライン上のNAVERカペとかDaumカペを指します。
昔はDaumカペが主流だったんですが、最近はNAVERカペの方が大きいです。
日本で言う、コミュニティーみたいなものです。
カペの作り方
まず、地域の名前をつけたタイトルを考えます。
例えば釜山だったら、韓国語で「釜山の日本語好き集まれ!」みたいな、キーワードを「부산」「일본어」あるいは「일본인」と韓国語で入れてカペを作ります。
そして、日本の情報とか、自己紹介とかそのカペに書き込み、日本語授業についても書きます。
電話番号を載せられたら電話番号を入れてもいいですね。とりあえず、連絡先を載せておきます。
毎日コツコツカペを更新し、管理します。
タグは必ず、地域名일본어、地域名일본인など入れておきます。
そうしたら、絶対連絡が来ます。
韓国人の検索の主流はNAVERなので、NAVERから検索し、連絡してくるのです。
ただ、カペを見て来る人は、若い人が多いです。
大学生や20~30代のあまり金銭的に余裕がない人だったりします。
お金がある人は日本語教室(ハゴン)に行きますから。
そうするとどうするか?グループで教えます。
グループにすると割安になるということで、どんどん増えていきます。
場所は自宅が広ければベストですが、コーヒーショップとかスタディールームです。
カペの管理さえきちんとしていれば、どんどん生徒さんは集まって来るでしょう。
韓国人と交流できる
カペ運営は近隣の日本語好き韓国人と繋がれる、韓国語が伸びる、といったメリットもあります。
私は来て間もない頃、近隣の日本語好き韓国人さんに助けられ、韓国語を学びました。
韓国の文化もこの人たちから学びました。
最近ならSNSを利用するのもいいですね。
みなさんも一度やってみて下さい!
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